<麒麟がくる>佐々木蔵之介演じる藤吉郎が初登場!「登場はもう小物感しかなかったです」

2020/04/11 12:00 配信

ドラマ

4月12日(日)放送の第13話から佐々木蔵之介演じるのちの秀吉・藤吉郎が登場!(C)NHK

4月12日(日)に放送される長谷川博己主演の大河ドラマ「麒麟がくる」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)の第13回に佐々木蔵之介演じる藤吉郎が初登場。佐々木が放送に向けてコメントを寄せた。

史料がほとんど残っていない20代の明智光秀(長谷川)の青春時代から始まり、織田信長、斎藤道三、今川義元、松永久秀さらに秀吉や家康といった英雄たちが天下を狙って戦う群雄割拠の時代を描く同作。

佐々木は最下層の農民であったが、持ち前の人懐っこさと庶民ならではの自由さを武器に信長の家臣として頭角を現していく藤吉郎(のちの秀吉)を演じる。

「一刻も早く出世したいと思いました(笑)」


佐々木は「従来の秀吉のイメージは、明るくて愛嬌があって人懐っこくて一般庶民と身近なイメージがあったりしますが、今回は明智光秀が主人公ですので、また違った見え方になるかと思います」と役の印象について語る。

また、「藤吉郎は出世欲が強くがむしゃらです。初登場の第13回では、駒(門脇麦)さんに、字が読めなければ出世ができない、教えてくれと頼み込みます。とにかく今の貧しさから抜け出そう、這い出そうとひたむきです」とコメント。

さらに「このシーンは撮影初日でしたが、まだ外が暗いうちからの早朝ロケで、僕は裸足に草履で、衣装の布の表面積も少なく、とにかく寒かったです。さらに僕の体より大きくたくさんの重い荷物を背負っての撮影。一刻も早く出世したいと思いました(笑)。監督のたっての希望で木にも登りましたし、楽しく撮影させていただきました」と撮影中のエピソードも明かした。

そして、「後に太閤豊臣秀吉とまでになる役ですが、登場はもう小物感しかなかったです。視聴者のみなさまも『こんなちょこまかしたやつが出てきたか』と、楽しんでいただければと思います。果たして藤吉郎がどんな人物で今後どう変化していくのか? そして、なぜ本能寺の変が起こったかという謎を『麒麟がくる』ではどのように描いていくのか、僕自身も楽しみにしています」と見どころをアピールした。

佐々木演じる藤吉郎は「見たこともない秀吉」


制作統括・落合将氏は「登場から独特の存在感で『見たこともない秀吉』を全力疾走していただいております。なぜか最初は駒や菊丸(岡村隆史)といった架空のキャラクターたちとのシーンが多いのですが、その分史実にとらわれず、のびのびとお芝居いただいております」と佐々木演じる藤吉郎の印象を明かす。

そして「まだ本格的に(染谷将太演じる)信長とのシーンはないのですが、新しい時代の大河ドラマにふさわしい、従来のイメージをくつがえす、明智光秀最大のライバルにして敵、佐々木蔵之介秀吉を、ぜひご堪能いただければと存じます」と語った。