“オレンジ色の眼帯”も話題!田中みな実の怪演が追い風、今期の“ダークホース”ドラマか<M 愛すべき人がいて>

2020/04/23 07:30 配信

ドラマ

「M 愛すべき人がいて」第1話より  (C)テレビ朝日/ABEMA


エキセントリックなサスペンスとしての一面


純愛ストーリーがファンの心をつかむ一方、エキセントリックなサスペンスドラマとして同作に注目する視聴者も増えている。

中でも強烈なインパクトを残したのが、田中みな実演じるマサの秘書・姫野礼香。マサを愛するあまり暴走し、あの手この手でアユをいじめるという狂気の役柄で、ドラマオリジナルキャラクターだ。

初回、さっそく二度見必至の“オレンジ色の眼帯”姿で登場し、マサに「2人だけのときは専務じゃなくて“マサ”って呼んでいいのよねぇ?」「私の目の代わりになるって言ってくれたよね?見える、見えるよぉ!マサの未来が見える!」と絶叫するなど、すでにただならぬ雰囲気。

終盤では、約束の時間にアユを待つマサにトローンとした目で「アユさんは来ませーん!」と宣言。礼香がこのキャッチーなセリフを発した18日夜11時55分頃、Twitterは「アユさんは来ませーん」のつぶやきで盛り上がり、「田中みな実…怖すぎ!」「すわった目が最高!!」の声で沸騰。「田中みな実」がTwitterのトレンドワード入りする反響を呼んだ。

田中みな実の怪演に「夜の昼ドラ」の声も


元TBSアナウンサーの田中は、2014年にフリーに転向し2019年からは「絶対正義」「モトカレマニア」(ともにフジテレビ系)などで女優業にも進出。WEBドラマ「奪い愛、夏」(ABEMA)では小池徹平演じる椿を誘惑する役回りで、ベッドシーンにも挑んだ。

経験を重ねた田中が「M―」で与えられたのが、マサをストーカーなみの執着心で追いかけるという“狂気担当”のキャラクターだ。

ドラマスタート時、「狂気を感じるほどにマサを愛し、一番の理解者でありたい、所有したいという気持ちが増幅して思わぬ行動に出る礼香の奇行にご注目いただければと思います。こんなに意地悪な役は初めて…。新たな自分を発見できたら面白いなと思っています」と気合十分で語っていたが、その言葉通りの演技で初回から話題を振りまいた。

田中のエキセントリックな演技も追い風となり、「M―」を「夜の昼ドラ」「このドラマ、中毒性ある!」と評する声も。芸能界でも、パンサー向井や歌広場淳、伊集院光らが「やばいドラマが始まった」と興奮気味にコメントするなど反響を呼んでおり、恋愛ドラマファンだけでなく新たな視聴者層の獲得に貢献している。