放送開始1カ月ほど前から撮影を始めることが多いゴールデン・プライムタイムのドラマに対し、深夜ドラマは人気キャストを確保するため、また、限られた予算内で制作するため比較的余裕を持ったスケジュールで撮影を開始するケースが多い。撮影自粛が続く今期、深夜ドラマに放送を続ける作品が多いのは、そんな事情も関係しているのかもしれない。
さらに、9時台、10時台に比べて表現の自由度も格段に上がる。ベッドシーンやキスシーン目白押しの「ギルティ」や、大鉄がタバコを吸いまくる「浦安鉄筋家族」、80年代を彷彿させる壮絶エピソードも登場する「M―」など、深夜ならではの振り切れた演出は大きな魅力だ。
そこに視聴者がSNSでツッコミを入れつつ楽しむ。そんな深夜ドラマならではの楽しみ方が今期ドラマのトレンドだ。自宅で過ごすゴールデンウィーク、深夜ドラマの沼にハマってみるのも楽しそうだ。
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