豊原功補、小泉今日子ら「新世界合同会社」初プロデュース「ソワレ」特報映像が解禁!

2020/05/29 12:00 配信

映画

【写真を見る】解禁となったティザービジュアルには、二人が“逃避行”へと突き進む一瞬が描かれている(C)2020ソワレフィルムパートナーズ


豊原功補小泉今日子、外山文治監督らで立ち上げた映画制作会社「新世界合同会社」の第1回プロデュース作品「ソワレ」の公開が、2020年晩夏に決定。特報映像とティザービジュアルが解禁された。

本作は、長編デビュー作「燦燦―さんさん―」(2013年)で「モントリオール世界映画祭2014」から正式招待を受けるなど注目を集める外山文治監督が、和歌山を舞台に描いたオリジナル作品。

主人公・翔太を演じる村上虹郎と、100人以上のオーディションから選ばれた芋生悠の二人がW主演を務め、若い男女の切ない逃避行を映し出す。

村上虹郎&芋生悠がW主演


解禁された特報映像では、翔太とタカラ(芋生)の二人が、街を駆け抜け必死に何かから逃げ続ける焦燥感あふれる様子や、身を潜めた民家の中で、電気もない中ひっそりとラジオを聞き、虚ろな表情を見せる姿などが切り取られている。

背後に映し出される影の世界では、現実の暗い表情とは裏腹に、二人が手を取り合い流れる曲に合わせて体を揺らしているのも印象的に。

ラジオから流れる曲「How many times did I kiss you ?」は、本作の音楽監督であり作曲家で歌手の亀井登志夫と、詩人でアーティストの妻・亀井知永子さんが共作したもの。

知永子さんの闘病の折に、病室のベッドで歌詞を書き上げ、枕元でメロディーを作った、二人が歩んできた道のりを振り返るかのようなラブソングとなっている。

知永子さんの最後の作品でもあるこの曲を、外山監督が初めて聞いたとき「もし永遠というものがあるなら、こういうことをいうのだろうと心が震えました」というほど感激したのだとか。

二人の逃避行の結末は?


ソワレsoiree”とはフランス語で「陽が暮れた後の時間」「夜会」、または劇場用語で「夜公演」を意味し、豊原プロデューサーは本作に対し「誰もが心の奥底に秘める癒えることのない傷や大切な思いを、“一夜かぎりのソワレ(夜会)”に閉じ込め、次のまた新しい朝を迎え歩き出す」というメッセージを込めたという。

あわせて解禁されたティザービジュアルには、つらい現実から目をそらすかのようにうつむいたままの二人が、自転車に乗りまさに“逃避行”へと突き進む一瞬が描かれている。翔太とタカラ、二人の逃避行の結末に待ち受けるものは絶望か、それとも希望か。

主演の二人の他、岡部たかし、康すおん、塚原大助、花王おさむ、田川可奈美、江口のりこ、石橋けい、山本浩司らが出演する。

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