新型コロナウイルス感染拡大の影響下、テレビドラマの現場でも新たな動きが続々と始まっている。5月30日には坂元裕二脚本の“リモートドラマ”「Living」(第1夜:5月30日[土]、第2夜:6月6日[土]夜11:30-0:00)が放送され、本物の姉妹・広瀬アリス&広瀬すずによる会話劇が話題を呼んだ。(※以下、ネタバレがあります)
「Living」は、とある奇才小説家が奇想天外な4組の家族を創作する、という設定で描かれる物語。1話15分×4本のオムニバス形式で描かれる。第1話~第4話の全話を通して、小説家役で阿部サダヲ、小説家を叱咤激励するドングリの声役で壇蜜が出演する。
トップバッターは、広瀬アリスと広瀬すず姉妹による第1話「ネアンデルタール」。サブタイトル通り、現代を生きるネアンデルタール人の姉妹をアリス&鈴が演じるコメディタッチの会話劇だ。
姉の勅使河原シイ(アリス)と妹の勅使河原クコ(すず)は、絶滅が危惧されるネアンデルタール人。種の保存のためにはネアンデルタール人のパートナーを探さなければならないが、絶滅危惧種のため出会いも少ない。2人の周囲にはコミュニケーション能力に長けたホモサピエンスのオスが多数存在し、2人はそれぞれ“種の保存”と“個人の幸せ”の間で揺れ動く。
狩猟民族らしく肉を切ったり果実をつまんだりしながら、2人の会話は続く。ホモサピエンスの野本くんが気になり「愛は種を越えられると思うよ」と言い切るシイに対し、「ねえわかってる?私たちは私たちの種を保存する義務と責任があるんだよ?」とネアンデルタール人であることにストイックなクコ。だが結局、クコにも気になるホモサピエンスのオスがいるのだ。
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