坂元裕二脚本の“リモートドラマ”「Living」(第1夜:5月30日[土]夜11:30-0:00、第2夜:6月6日[土]夜11:30-0:00、NHK総合)の第1夜が30日に放送され、永山瑛太&永山絢斗の初共演が話題を呼んでいる。(※以下、ネタバレがあります)
本作は、とある奇才小説家が想像の世界として映し出す4組の家庭を描くファンタジー。1話15分×4本のオムニバス形式で、第1話~第4話の全話を通して、小説家役で阿部サダヲ、小説家を叱咤激励するドングリの声役で壇蜜が出演する。
第2話「国境」では、実の兄弟である永山瑛太と永山絢斗が兄弟役で初共演した。
舞台は、令和のさらに次の時代。兄・ハク(瑛太)と弟・ライ(絢斗)は、“昔の食べ物が好きな偉い人”のために“昔の食べ物”を作ることを仕事にしている。この日は“3つ前の時代”である昭和の食べ物(コロッケらしい)を作りながら、たわいない世間話を繰り広げる。
お互いを“あんた”と呼び合い、仲がよさそうな2人。だが、会話がすすむにつれて「また戦争始まるのか」「兄弟でも国が違うもんな」「もし戦争のところで会ったらどうする?俺を撃つ?」「あんたは?」と、やりとりは次第に不穏な空気に包まれていく。
前後を挟む小説家とドングリの「もうお分かりのはずです。人類はこの世の嫌われ者だってことに」「そうだ分かってる。その通りなんだよ」というやり取りもあいまって、視聴者からは「思った以上に深い。録画して何回も見たい」「15分とは思えない得体の知れなさと味わいがあった」「穏やかな兄弟の会話から世間の黒い部分が垣間見える。ゾクゾクするドラマ」といった声が上がった。
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