豊川悦司・常盤貴子主演ドラマ「愛していると言ってくれ」(1995年、TBS)の「2020年特別版」第2弾が6月7日に放送された。FAXでやり取りし、お互いを求めるあまりすれ違う晃次(豊川)と紘子(常盤)に視聴者からは「切ない!!」「もどかしさが愛おしい」といった興奮の声が続出した。
本作は、幼いころに聴覚を失った新進青年画家・榊晃次と、アルバイトをしながら劇団で演技の勉強を続けている女優の卵・水野紘子の、言葉を超えた純粋で繊細なラブストーリー。脚本は北川悦吏子が手掛けた。
第2弾では、2人が初めてのキスを交わした4話「キッス」、晃次の妹・栞(矢田亜希子)をめぐるエピソードを描いた5話「会えない」、晃次の元にかつての恋人から手紙が届く6話「過去」が放送された。
5話「会えない」では、紘子が晃次との連絡手段として12万5,000円のファックスを購入。ラストシーン、晃次から「僕のメッセージは、君に会いたい。以上」のファックスを受け取った紘子が嬉しさのあまり家を飛び出し、紘子の家を訪ねた晃次とすれ違うエピソードが描かれた。
通信手段が豊富な現代では起こり得ない“すれ違い”が巻き起こしたドラマは、令和の視聴者の胸にも届いた。SNSは「このすれ違いがもどかしい!!」「2人が会えた瞬間キュンキュンした~!」「携帯がないからこそのすれ違い。こういう時代もいいな」といった声でにぎわった。
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