ところで、「世界は3で出来ている」では“3”にまつわることわざや雑学も登場するなど、“3”のモチーフが印象深く描かれている。
“3”といえばかつて「3の倍数と3がつく数字の時だけアホになる」芸人が大ブレークしたし、Eテレの人気番組「0655」では「♪どうもありがとごくろう3(さん)」で締めくくるおはようソング「こたえはいつも3」が大人気だ。
3という数字はなぜか、人を惹きつける。
アメリカの建築家で思想家のバックミンスター・フラーは「三角形はインテグリティー(完全な状態)を持つ最小の形」という言葉を残している。「世界は3で出来ている」の三つ子、泰斗・勇人・三雄も、それぞれ人生の浮き沈みを経験しながらも、お互いの何気ない言葉に影響され、助けられて歩みを進めている。まさに、でこぼこしているようで3点そろって完全性を発揮する三角形のような関係性なのだ。
三者三様のキャラクターが三位一体となって織りなすフルコース、どうぞあなたも召し上がれ!
文=福田歩
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