――新シリーズが決定した時の気持ちは?
「懐かしい家に戻ってきたな」という気持ちが強かったですね。これまで連続ドラマをやらせてもらう上で、うまくできたことと、うまくできなかったことが存在していました。
新シリーズがスタートすることでうまくできなかったこと、さらにもっと工夫したいことをもう一度やれるというチャンスをいただけたので、正直に楽しみだなと思いました。ドラマというものは、自分が一人で「やりたい!」と思ってできるものではないです。
「もっとこういうふうにやりたい」「次はこうしてみたい」と思ってくれるスタッフの方がいて、キャストがいて、さらにドラマを待ち望んでくださる視聴者の皆さんがいる、そういうたくさんの人の思いでドラマは作られています。そこに参加できるのは何よりも幸せなことです。
――もっと工夫したいと思ったきっかけは何ですか?
ドラマを撮影していると、今までやってこなかったことや、やってみたいことが見えてくるんです。
例えば「猫が出てくるシーンはいつも2回だけど、それが3回になったらどう変わるのかな?」といったささいなことでも挑戦してみたいんです。
「科捜研の女」や「相棒」ではよくある前編後編を「警視庁・捜査一課長」ではやったことがないので、ぜひ一度やってみたいですね。
――プロデューサーの方に打診されたりしましたか?
ストーリーなどは信頼しているプロデューサーやスタッフの方に任せていますので、僕はいただいた本に対しては意見を言わないようにしています。
雑談程度に、「次、ゲストにこんな人が来たら楽しいんじゃない?」「あぁいうのやってみたいな」などの話はしますけどね。
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