吉岡里帆3度目の“語り”「自分自身もちゃんと理解を深めないと」<ザ・ノンフィクション>

2020/06/21 07:05 配信

芸能一般

【写真を見る】吉岡里帆は「出会う人たちの人生の濃厚な部分に声をあてさせていただいている」とナレーションに臨む(C)フジテレビ


吉岡里帆が、6月21日放送の「ザ・ノンフィクション」(毎週日曜昼2:00-2:55、フジテレビ)でナレーションである“語り”を務める。

同番組は、普段見ることができない人間の一面や人間関係、生き方、一つの職業を深く掘り下げて見えてくる隠された本質、記憶に残る事件や出来事などを取材し、その事柄のありのままの姿、事実をお届けするドキュメンタリー番組。

吉岡が今回ナレーションを担当するのは「孤独死の向こう側 ~27歳の遺品整理人~」。2019年11月24日放送「娘がシングルマザーになりまして… ~29歳の出張料理人 彩乃~」、2020年4月29日放送「52歳でクビになりました。~クズ芸人の生きる道~」以来、3回目となる。

吉岡は「“遺品整理”という仕事はまずは片付け、処理をしていって“捨てていく”ものだと思っていた」というが、今回のナレーションを経て「捨てずにその人の思い出とか記憶とかご遺族の方に対してプラスになるものが何かないかっていう“探す”“集める”作業でもあるんだなという事はいままで知らなかったので、知れて良かった」と語る。

この番組の“語り”の仕事に対しては、「まだ3回目ですが、毎回出会う人たちの人生の濃厚な部分に声をあてさせていただいているので、ちゃんと視聴者の方に届くように自分自身もちゃんと理解を深めないといけない」と心境を明かす。

心掛けていることについては「前に出ない事」だと言い、「たくさんの方がいろんな思いで作品をご覧になると思うので、見る人によって見え方が変わるドキュメンタリー。自分自身があまり感情移入しすぎて、その感情をのせてしまうとすごく個人的なものになってしまう。一歩引いて読むようにしている」と番組に合わせたナレーションをしていると語った。

ナレーション録りではいろいろ勉強になることも多かったようで、ブースの中では常に内容と声の明るさやトーンが正しいのかの相談が続いた。息継ぎのタイミングやイントネーション、発音にも指示が入る。

ナレーションという作業に対し、吉岡は「正しい日本語って難しいですよね。勉強不足なことも多くて難しかったです」とその仕事の難しさを語った。

さらに、「一歩引いた視点でナレーションを収録していても、番組の内容によって心にずっしりくることもありますね」と作品に心を込めてナレーションという作業に打ち込んでいる様子もうかがわせた。

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