恋愛シーンを際立たせたのは、三浦演じるマサの「プロデューサーの顔」と「アユを愛する一人の男の顔」とのコントラスト。
2人がひそかに愛を育んだ時期は、アーティスト・アユがスターダムを駆け上がった時期と重なっていた。アユの代表曲を作るため、血眼状態で200ものデモ曲から運命の一曲を探すマサ。マサは鬼になり、周囲のスタッフにも同等の無理を強いた。
一方、2人だけのシーンで「アユ、ここで一緒に暮らそう」と穏やかにほほ笑むマサの表情は、こちらがとろけてしまいそうなほどに甘い。
演じる三浦は「第20回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でフォトジェニック賞と理想の恋人賞をW受賞した経歴も持つなどルックスは折り紙付きで、「好きな人がいること」(2016年、フジテレビ系)など恋愛ドラマにも出演。
一方で、恋人を愛するあまり常軌を逸していく男を演じた「奪い愛、冬」(2017年、テレビ朝日系)や、元ギャル男の破天荒社長を演じた「会社は学校じゃねぇんだよ」(2018年、ABEMA)など、鈴木おさむ脚本では一転フルスロットルなキャラクターを演じてきた。
「M―」マサ役は、そんな三浦のスイートでテンダーな顔と、エキセントリックな顔のコントラストが遺憾なく発揮されたハマり役といえる。
次回7月4日(土)放送の最終話では、幸せな日々を送るアユとマサに最大のピンチが訪れる。2人が付き合っている証拠を写真に撮られてしまったアユとマサは、恋愛を貫き通すかアーティストとプロデューサーの関係に戻るかの選択を迫られる。
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