また、音の出身地である愛知県豊橋市は松井自身の出身地でもあることから、末の妹・梅について「出ていったかと思っとったら、戻ってきたわ」と説明してみせたり、学芸会でかぐや姫を演じる気になっている音に「あんたにできるのかやぁ、竹取物語」と突っ込んだりと、言葉の端々に三河弁が散りばめられているのも楽しい。
連続テレビ小説や大河ドラマでは、舞台になる地域出身の俳優がキャスティングされることが少なくないが、吟による解説放送はそのメリットを十分に生かす、ありそうでなかった妙案といえる。
吟による異例尽くしの解説放送の出だしは好調。視聴者からも「ナチュラルな三河弁がグッドです!」「優しいお姉ちゃん目線がすごくいい」と好感の声が上がる。
吟が解説放送を担当するのは7月11日(土)放送の第12回まで。吟の視点からもう一度見直す関内家の物語をじっくり味わいたい。(文=ザテレビジョンドラマ部)
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