宇宙と地球という離れた場所でのお話なのですが、このおうち時間が増え、思うように人と会えない現状とも相通じるものを感じました。
今回はグリーンバックで、リアルタイム合成による撮影なので、普段のドラマ撮影とは違い、孤独で切ない瞬間もありますが、宗一はもっと気丈な人物だと思うので、まだまだ僕は未熟だな、と気を引き締める日々です。
緑色に囲まれた時は赤色を見ると良いと聞いたので、赤色のものをかばんに忍ばせています。でも、特撮を経験しているので、少しは慣れているようにも思います。
門脇さん演じる咲子とは宇宙と地球という離れた設定なので、ほぼ全くお会いできずに寂しいのですが、一度やったリハーサルでの門脇さんの残り香を頼りにお芝居しているので、大変助かっています。
吉岡さん演じるユリはAIなので、これまた現場でお会いする機会がないのですが、共演させていただく機会が割とあったので、宗一とユリのようにツーカーであーる関係だと信じております。総じて、お二人ともアイミスユーです。
人と関わることは時に煩わしく、時に心温まるものでもあったりと、いろんな側面を持っていると思うのですが、皆さまなりの人との関わりを改めて考えるきっかけとなれば幸いです。
「人と距離をとって生活しなければならない」その距離がどれだけ寂しいものか、人々が痛感した今だからこそ生まれたドラマなのではないかと思います。
会いたい時に会いたい人と会う。伝えたい言葉は伝えられる時にちゃんと伝える。今回の経験で改めて知った大切な気持ちを、この作品にしっかりと込められたらなと思います。
すてきな作品になりそうで、ワクワクしながら撮影している日々です。ぜひ楽しみにしていてください。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)