オペラ女優の原さくら(高岡早紀)が何者かに殺された。その場に居合わせた由利麟太郎(吉川晃司)も遺体を確認するが、その後、楽団員たちは、死んだはずのさくらの亡霊を見たと口をそろえる。その亡霊の謎が解けぬ中、今度は宿泊先のホテルでマネジャー助手の雨宮順平(水沢林太郎)が死亡。4階にあるさくらの夫・原聡一郎(大鶴義丹)の部屋の窓が開いていたことから転落死と思われたが、遺体を確認した由利は、残された痕跡から絞殺だと確信する。
さくらに続く仲間の死に、さくらのマネジャー・土屋恭蔵(鈴木一真)、若手女優の相良千恵子(吉谷彩子)ら楽団員たちが騒然とする中、聡一郎の部屋を検証した由利は、次に三津木俊助(志尊淳)と、居合わせた小野(佐野岳)を連れて5階の衣裳部屋へ。
そして再び部屋の中を調べた後、「雨宮くんはここから落とされた」と告げ、俊助を驚かせる。由利によると、嵐でホテルが停電しているさなか、雨宮は4階の部屋で殺害され、犯人によって5階まで運ばれて落とされたという。さらに、事件の一部始終を説明しようと由利が等々力警部(田辺誠一)を呼び出すと、傍らにいた小野が重い口を開く。
果たして雨宮は誰によって何のために殺されたのか。いまだ捕まっていない、さくら殺害事件の犯人と同一人物による犯行なのか。楽団員たちの複雑な人間関係と知られざる過去、さくらの亡霊の正体が次々と明らかになる。
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