薬剤師と外来患者の接点というと、薬を受け取るときくらいだろうか。渡される薬がどのように調剤されているか、これまで私はあまり気にしたことがなかった。
ドラマの舞台となる萬津総合病院薬剤部の調剤室はいつも“戦争状態”だといい、話す際も手を止めることなくひたすらに薬をピックアップしていく。
中でも桜井ユキ演じる刈谷は調剤のプロ。「目をつむっていても調剤できる」という彼女だがその手さばきは圧巻。調剤はもちろん、印鑑を押すスピードも超高速で、その仕事姿に思わず「かっこいい…」とつぶやいてしまった。
一方、初めてこの調剤室に足を踏み入れ、その多忙さに驚くくるみに優しく声をかけたのは羽倉(井之脇海)。彼が薬剤部のメンバーにくるみを紹介するも、誰も手を止めず拍手の代わりに足踏みするだけ。随所に薬剤師たちの忙しさが現れていた。
そしてどんなに忙しくても監査でダブルチェック。薬の種類や量が少し間違っているだけで命取りになる可能性があるからこそ、手際よく且つ慎重に調剤されている様子を垣間見ることができた。
あまり知られていない病院薬剤師という職業を知ることができるのはもちろん、みどりを始めとする薬剤師チームの一体感や成長にも注目してほしい。
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