――でも今回のドラマのように人工知能の存在が近くにあったら、また状況も違うかもしれないですよね。本作では近くにいるのに肉体を持たない人工知能・ユリ(声:吉岡里帆)との心の交流が描かれていますが、そのあたりで意識した点などはありますか?
確かに話し相手がいるというのは全然違いますよね。
僕は今回そのあたりで意識したことは特になくて。AIだけど、すごく体温を感じながらユリとお芝居ができました。ユリは僕を宇宙で支えてくれるために生まれた存在なので、やっぱり話もすごく合うし、AIっていうよりも一人の女性として接した感じですかね。
将来ユリみたいなAIの存在がどんどん身近になっていくのかなと思うと面白いですね。
――最後に、このドラマを通して伝えたいことはどんなことでしょうか?
宇宙と地球の40万キロ離れているという設定と、すぐ近くにいるのに会えないという今の状況には何か通じるものがあると思うので、一人で有意義に過ごされている方も寂しいなって感じている方も、このドラマを見たら何か感じていただけるものがあると思います。
宇宙っていうスペクタクルなドラマの設定を楽しみながら、それぞれ人との関わりについて考えるきっかけになればいいなと思います。
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