シンガーソングライターの森山直太朗が、雫井脩介原作、堤幸彦監督、堤真一、石田ゆり子らが出演する映画「望み」の主題歌を担当することが決定した。
主題歌について、堤監督と制作陣は、「本作のなかで、たとえ<家族>であっても、究極のシチュエーションに陥った時に、それぞれの<望み>は同じではない。そんな展開を経て、たどり着くエンディングを、やさしく包み込んでくれるのは、唯一無二の森山さんの歌声と楽曲の世界観以外考えられなかった」との思いで、森山へ主題歌をオファーしたところ、実現した。
制作陣からの「コロナ渦の今だからこそ、そばにあるものを大切にして、明日への希望を失わずに前へ進む楽曲にしてほしい」というハードルの高い要望を受け、本作のために森山が、主題歌「落日」を書き下ろした。まさに本作のラストのその先へ、見るものを連れて行ってくれる、運命的なコラボレーションの実現となった。
今回、映画「望み」の主題歌を担当させていただきました。「落日」という曲です。物語のなかにある、なんの変哲もない景色や、堤監督が描く家族の心の機微を歌中に閉じ込めました。
四角い家のなかでかよい合う心、いつものように響く「おかえり」の声、散らかったリビング。当たり前にあると疑わない親子の絆を、改めて考えさせられました。
森山直太朗さんとは、一度、仕事をしたいなと思っていました。『あらゆるものの真ん中で』(2010年)というアルバムが好きで、お話が聞きたかったのです。
今回は、森山さんの「嗚呼」という曲が、テーマソングには近いなと思っておりました。
「落日」をいただいたときは感動しました。文字どおり、うち震えました。
ひと言では語れないストーリーの余韻を完璧に表現し、映像化できない映像を視ることができると思います。
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