見終わった瞬間、ドラマの担当広報さんとの電話の最中に、「このドラマ面白そうですよね~」と素直に伝えるとうれしそうな声で「私もそう思います!」と返ってきたことを思い出した。
「私も記者な端くれなのだから、『面白かった!』とただ書くのだけはやめよう」という小さなプライドは瞬時に捨てた…面白いものはやっぱり面白い!
冒頭、某化粧品の宣伝できらきらしているイメージの強い小芝風花が澪としてボロボロの状態で登場。澪には彼氏の二股、借金の取り立て、宿なし、職なしという現実に加え、新人イケメン神主・水岡譲(味方良介)にないがしろにされるなどさまざまな不運が訪れる。
「せめてもの救いは、肩出しカットソーだったなぁ」と思いきや、それはおしゃれではなく半そでが肩の部分から破れて、肩出しカットソーになっているボロボロの服だった。思わず停止して、「まじかよ」とつぶやくほどに澪の姿と自分の能天気さに驚がくしたのは言うまでもない。
その後、きれいなお姉さん伊和(松本)に助けられた澪に、安心する一方で、妖怪たちのあまりのかわいさに感情が崩壊。
ぬらりひょんこと沼田(大倉)の所々にあるコミカルな動きや妖怪同士のテンポのいい会話には笑ってしまったし、人間である澪にけげんな目を向けていたのに、誰よりも澪の話を聞きたい伊和を差しおいて、われ先にと質問しようとする妖怪たちは本当にかわいい。
「(彼氏に)だまされたうえに二股されていた」という澪の話を聞き、自分のことのように泣いたり、怒ったりする姿に愛おしいという言葉しか見つからなかった。
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