山本美月、理想を追う女性を演じ「守る人がいると自分がちょっと強くなれる」<映画「糸」連載6>

2020/08/15 07:00 配信

映画

中島みゆきの名曲をモチーフした映画「糸」(8月21日・金公開)に出演する山本美月撮影=大石隼土


何だか妹と弟ができたような気分


――玲子のセリフで「守られるよりも守る人になりたい」というのがありましたが、山本さん自身はどちらのタイプですか?

守ってもらえるなら守ってほしいですよね(笑)。でも、大切な人を守りたいという気持ちはあります。守る人がいると、自分がちょっと強くなれると思うから。

――葵役の小松菜奈さんとの共演は、映画「近キョリ恋愛」(2014年)以来、今回で2度目になりますね。

今回久しぶりに共演しました。シンガポールでのロケでは、菜奈は撮影するシーン数が多かったので、あまり一緒に出掛けるようなことは出来ませんでしたが、ロケ場所の近くにあったお店でタピオカを飲みました!

玲子(山本美月)は、シンガポールで葵(小松菜奈)を出迎える(C)2020映画『糸』製作委員会


――玲子と葵のビジネスパートナーともいえる冴島を演じた高杉真宙さんとは初共演ですね?

出身地が同じなので、福岡の話をした気がします。印象としては、ものすごくインドアな方だと感じました。でも、人とコミュニケーションを取るのが嫌いなわけではなく、明るくハッピーなインドアといった感じ(笑)。それこそ菜奈と真宙くんは年齢が近く、私が少し上だったので、二人と一緒にいると年齢差を感じました(笑)。何だか妹と弟ができたような気分でした。

――役柄としても葵の先輩という設定でしたしね。

菜奈も真宙くんも年齢は下ですが、落ち着いていて、周りに気配りもしていて、二人ともちゃんとやっていて偉いなと思っていました。