芳根京子『演じていて胸が苦しくなりました』、町田啓太ら「Akiko’s Piano―」出演者インタビューを紹介!

2020/08/15 09:30 配信

ドラマ

芳根京子がピアノを愛した19歳の少女を演じる(C)NHK


8月15日(土)に放送されるドキュメンタリードラマ「Akiko’s Piano 被爆したピアノが奏でる和音」(夜6:00-7:30、NHK BSプレミアムほか)に出演する芳根京子らからコメントが届いた。

同作は、広島に投下された原爆の爆風を受けながら、奇跡的に焼け残ったピアノと当時の日記から、ある女性の物語をドキュメンタリーとドラマで描く。

ドラマパートでは、昭和15年当時、19歳だった少女・河本明子を芳根が、明子の父・源吉を田中哲司、明子の母・シヅ子を真飛聖、明子の夢を応援する教師の竹内を町田啓太が演じる。

これまで連続テレビ小説「べっぴんさん」(2016年10月~2017年4月)などでも戦中戦後を生きた女性の役を演じた経験がある芳根は「どんどん知らない人が増えていくなかで、こうして作品に残せること、そしてこういう作品に参加させてもらえることは、自分の人生においてもすごくありがたいことだと思います」と出演への喜びを語った。

また、明子を演じてみての感想を芳根は「ピアノが弾きたい時に弾けないとか、トマトが食べたい時に食べられないとか、友達と遊びに行きたいのに行けないとか…すごく等身大の19歳の願いが叶わない時代だったというのは、演じていて胸が苦しくなりました」と語った。

【写真を見る】ドラマパートでは芳根京子がピアノを披露!(C)NHK


ドキュメンタリーパートでは、明子さんが愛用していたというピアノが登場。作曲家・藤倉大さんが手掛けたピアノ協奏曲第4番「Akiko’s Piano」を、広島県出身のピアノスト・萩原麻未さんが明子さんのピアノで初演奏する。

藤倉さんは「この協奏曲を去年8か月ほどかけて作曲しました。8か月ほどずっと明子さんと一緒に生活していたような気分です。この協奏曲の主なメッセージは“Music for Peace”です。しかしながらそれを一作曲家として、明子の個人的な視点に集中して表現したいと思います」とコメントを寄せた。