森七菜、火10ドラマ主演で本格ブレイクへ!“声の魅力”武器に多彩な活躍 若手女優の中で抜き出た存在感

2020/09/06 07:10 配信

ドラマ

森七菜ファースト写真集「Peace」より※提供写真


そんな「エール」、再放送では8月第3週の“副音声解説”も担当した。

「福島行進曲」の詞を書いてきた鉄男(中村蒼)に末っ子キャラらしく「読んで読んで!」「だから読んでってば!」とせがんだかと思えば、男女の機微を見せた女給・希穂子(入山法子)の去り際には「希穂子さん、やっぱり旅立っちゃうのね。幸せになりんね」と優しく語りかけるなど、声だけの出演でも表情を思い浮かべてしまうほどの存在感を見せた。

岩井俊二に見出され歌手デビュー


森七菜ファースト写真集「Peace」より※提供写真


“声”を武器に快進撃を続ける森。その活動範囲は歌にまで及ぶ。

映画「ラストレター」では主題歌「カエルノウタ」を歌い、歌手としてメジャーデビューを果たした。

主題歌アーティスト抜擢のきっかけは、映画の撮影中にスタッフと行ったカラオケで岩井監督がその歌声を聴いたことだったという。「主題歌を歌うと知ったのはスタジオで歌を歌って何度目かのときのことです。いきなりまさかの主題歌で歌手デビューと知って、本当に驚きました」と回想する。

瑞々しくも独特の世界観を持った歌声が、岩井俊二作詞、小林武史作曲のどこか非日常的な世界観にマッチする。デビューシングルには同曲に加え、カップリングに小泉今日子「あなたに会えてよかった」、荒井由実「返事はいらない」のカバーを収録。ジャケット写真とアーティスト写真は俳優の永瀬正敏が手掛けるという豪華布陣のデビューシングルとなった。

また、大塚製薬「オロナミンC」のCMにホフディランの名曲「スマイル」を歌う少女として出演。デビューシングルで見せた透き通るような非日常感とは打って変わって、こちらは弾けるような笑顔でまさに“元気ハツラツ”、力いっぱいの歌いっぷりを披露している。

※森七菜オフィシャルInstagram(morinana_official)より


本人がピアノ演奏も担当する同CM「スマイル引き語り」篇(Full ver.)はYouTube公式チャンネルで公開されると2カ月弱で300万回を上回る再生数を記録。同曲はCMから飛び出して、ホフディラン本人のプロデュースにより配信リリースされた。

「カエルノウタ」「スマイル」とまったく異なる魅力を見せた森に、視聴者からは「曲によって印象がガラッと違うのすごい」「元気がもらえる。森七菜ちゃんの歌大好き!」といった好感の声が続々。公開中の映画「青くて痛くて脆い」には不登校の少女・西山瑞希として出演しているが、作中には歌唱シーンもあり、さっそくファンの心を掴んでいる。

関連人物