今回、市原が演じるのは…人柄も良くて頭脳明晰(めいせき)な上に、柔道は五段、拳銃も日本代表候補になるほどの腕前で、「ミスターパーフェクト」と呼ばれるエリート刑事・富野康彦。
富野は、朋が新人警察官だった頃の捜査実習の研修係でもあり、朋の憧れの先輩だった。しかし、そんな富野が突然、行方をくらます。この“謎に包まれた富野の逃亡劇”が、最終章を大きく揺さぶっていく。
連続ドラマ主演経験もあり、さまざまな作品に出演してきた市原だが、連続ドラマにゲスト出演するのはこれが初めて。
俳優人生で新たな挑戦を前にし、市原は「限られた出演シーンの中で、いかに説得力を出せるかを一番に考えました」とコメントしている。
一方、北乃は富野の恋人で、時折アルバイトでバイオリン演奏もする楽器店の店員・杉山貴子役。富野の行方について何も知らないと言うが、本当に富野の逃亡とは無関係なのか、思わせぶりな佇まいで、物語と視聴者をかく乱する。
また、北乃は本作で初めてバイオリンの演奏シーンにも挑戦。撮影前の2日間は自主練に没頭し、「先生たちから『2日の自主練だけとは思えないくらい良い!』と言ってもらえて、うれしかった」と笑顔を見せる。
それと同時に「私の演奏はお芝居で言うと、暗記できただけで、まだまだ棒読みの状態。どんどん練習していくうちに極めたくなっちゃって…!」と、飽くなきチャレンジ精神も湧いてきたそう。
その他、竜は政財界に太いパイプを持つ警視庁OB・牧野孝蔵を、筧は警視庁刑事部のナンバー2である参事官で、富野の捜索を朋に極秘依頼する小野塚吾郎を、西村はその小野塚参事官の動向を怪しむ若手参事官の池内達郎を演じる。
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