<麒麟がくる>向井理「将軍とは言え一人の人間の危うさのようなものがあり…」印象に残ったシーンを語る

2020/09/20 13:00 配信

ドラマ

室町幕府第13将軍・足利義輝を演じる向井理(C)NHK

向井理「いずれ滅びる儚さを両立させることは意識してきました」


第24回(9月20日放送)に向けて、周囲で不穏な動きが続く義輝。そんな義輝を演じる向井は、これまでの撮影を振り返り「久しぶりの大河ドラマでしたが、充実した日々でした」と語った。

義輝という人物について向井は「長く続く足利の時代にあって、その終焉の始まりにあたる人物だと思います。重んじてきた伝統と、時代と共に押し寄せる新たな勢力の狭間で揺れる難しい情勢の中で懸命に生きていたのだと想像します。争い事の無い世の中を願う所が魅力なのではないでしょうか。その姿を見て、光秀も何かを感じたのかもしれません」と分析した。

また、義輝を演じる上で大切にしたことを向井は「没落してゆく将軍家を感じながら、武家の棟梁であるプライドも持ち併せているところです。13代目まで続いてきた重みと、いずれ滅びる儚さを両立させることは意識してきました」と明かした。