三谷幸喜、香取慎吾の魅力を「喜劇俳優として僕は全幅の信頼をおいている」<誰かが、見ている>

2020/09/18 07:00 配信

ドラマ インタビュー

ユーモアと笑いにあふれたユニークなキャラクターの舎人真一(香取慎吾)(C)2020 Amazon Content Services LLC


香取慎吾「自分も進まなきゃいけないんだと思わせてくれた」


――香取さんはどんなことを考えていましたか?

香取:新しい地図のファンミーティングで全国を回る企画や、4月に行う予定だったさいたまスーパーアリーナでのソロライブがなくなったりして。自分の中ではあまりないことなんですけど、ちょっと下を向きそうになってしまいました。自分の人生や仕事、エンターテインメントはこれからどうなっていくのか。いろいろなことを考えて結構気分が沈んでいました。

改めて気付いたのは、僕は人との付き合い方が結構近いなと。仕事の打ち合わせも電話で済むところをわざわざ足を運んで直接話したり、感謝の気持ちを表したい時に握手をさせてもらったり。今思うと“密”なんですよ。でも、これからはそういう接し方も変えていかないといけないのかなって。元に戻るかどうかは分からないですけど、今は新しい生活様式に対応していかないといけないんだろうなと。そんな中で、三谷さんがPARCO劇場で舞台をやるということを知った時は背中を押されたような気がしました。自分も進まなきゃいけないんだと思わせてくれました。

――最後にメッセージをお願いします。

三谷:新しいものをやろうと思ってスタートした企画ですので手応えはあります。

香取:また、三谷さんと一緒にシットコムができて最高です。僕はもう視聴2週目です。こんなに自分の作品を見返したことはないかも。

三谷:あれ、大河ドラマ「新選組!」(2004年、NHK総合)は?

香取:「新選組!」はもちろん…1回ですよ(笑)。あれは長いじゃないですか。今回の作品は、また配信が始まったら見ると思います。皆さんにも好きな回を探しながら見てほしいです。

三谷:地上波とは違う配信という形でのドラマ作りはすごく新鮮でした。何もかもが新しい世界でやらせてもらっている感じが楽しかったです。

取材・文=小池貴之