薬剤師に校閲ガール、解剖医…石原さとみが “縁の下の力持ち”に光当てる<アンサング・シンデレラ最終回>

2020/09/25 12:10 配信

ドラマ

「アンサング・シンデレラ」第11話より(C)フジテレビ

石原さとみが主演を務める「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」(毎週木曜夜10:00-10:54、フジテレビ系)の最終話となる第11話が、9月24日(木)に放送された。

病院薬剤師を主人公にした連続ドラマは初めての試みだった。毎回、感動を呼ぶストーリーに加えて、ドラマから伝わってきたのは、病院という空間の中で、患者の命やよりよい暮らしを願って働く人々の懸命さであり、病院薬剤師という存在がなくてはならない仕事であるということだった。(以下、ネタばれが含まれます)

“縁の下の力持ち=(アンサングヒーロー)”たちの奮闘を描いた


今作は、萬津総合病院薬剤部に勤務する薬剤師・葵みどり(石原)が主人公。「月刊コミックゼノン」で連載中の「アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり」(荒井ママレ/医療原案:富野浩充)が原作の医療ドラマだ。

最終話を迎えた今回は、薬剤師の葵みどり(石原)が萬津産婦人科病院で働いており、てんかんの既往を持つ妊婦の出産等が描かれた。

「アンサング・シンデレラ」は、医師のように頼られず、看護師のように親しまれなくても、“縁の下の力持ち=(アンサングヒーロー)”として患者のために奮闘する病院薬剤師の世界を描き、放送中には視聴者からさまざまな意見が広がった作品である。

みどりが、患者一人一人に時間をかけて体調を確認したり、容態の急変に対応する姿に「やりすぎ」「薬剤師がそこまでする?」といった批判も上がったことも事実。しかし、そのくらいみどりは一生懸命であり、病院薬剤師という仕事に誇りを持って挑んでいるというキャラクターだったわけである。