堤真一、石田ゆり子、岡田健史、清原果耶出演、映画「望み」舞台あいさつ中継付き完成披露試写会開催 堤「早く家に帰りたい(笑)」

2020/09/29 18:15 配信

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映画「望み」舞台あいさつに登壇した堤幸彦監督、石田ゆり子、堤真一、岡田健史(写真左から)(C)2020「望み」製作委員会


また、今、ひとつだけ“望み”がかなうとしたらどんなことを望むかを尋ねられると、堤が「早く家に帰りたい(笑)。今、帰れば、上の子がまだ起きていて、会えるかもしれないので!(笑)」と、石田は「早くコロナが収まって、海外に行けたり、海外の方に日本に来ていただいたりしたいですね」と、岡田は「僕も石田さんと同じく、コロナの終息です。世界中の誰しもが、家族とはどういうものなのかということがわかったし、このタイミングで、この作品を出す意味があるなと思うので、この作品がみなさんに届くといいなと思います」と、堤監督が「『望み』が全国津々浦々で大ヒットすることですね。今(中継先に)いらっしゃるみなさんが、5人ずつに広めていただければうれしいです!」とお願いした。

そして、劇中の父と母、どちらの望みに共感したかという質問には、「どちらにも共感できますよね。父親と母親の役割とか、立ち位置とかで変わっていくものだし、役を演じていてもどちらの気持ちもわかりました。母親の望みも、もちろん理解はありますし、わかるけど、っていうことですね。息子にも娘にも共感できますね。娘の言っていることもわかる。それぞれの言っていることは正しい、でも、っていう話ですね」と堤は答えた。

石田は「息子が加害者か、被害者かっていうのがテーマでもありますが、加害者でも、被害者でもないという真実もあるのではないか、母親というのはとにかく生きていてほしい、そこにこじつけるためには、どんな妄想もすると思います。そこが、母親なのではないかと思っていました。ただ、ただ、生きていてほしいという気持ちでした」と話した。

最後に堤が、「いろいろな視点で見ることのできる映画だと思います。それぞれの視点で見ていただければと思います」と、石田が「この映画は石川家の家のなかでのシーンがほぼ全部なのですが、時間がとても濃くて、1秒のなかに凝縮されて、気持ちが詰まっている映画なので、あっという間に過ぎてしまうと思います。ぜひ集中して見てください」と、岡田が「みなさまのなかには、僕は若い人たちが見て、ご自身のご両親だったり、お子さんのことだったり、みなさんの家族のことを思いだして、この作品を見て、家に帰ったら、家族を愛でる時間を設けていただけることを望みます」と、堤監督が「この映画のどこかに、みなさんが所属していると思います。それくらい、みなさんの心に刺さりたいという気持ちで作ってきましたので、見ていただけるとうれしいです」と締め、イベントは幕を閉じた。

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