沢田研二&菅田将暉W主演「キネマの神様」のキャラクタービジュアルが解禁!

2020/10/09 07:00 配信

映画

2021年に公開される映画「キネマの神様」のキャラクタービジュアル(C)2021「キネマの神様」製作委員会

原田マハの同名小説を原作に、山田洋次が監督・脚本を手掛け、2021年に公開される映画「キネマの神様」。今回主要な登場人物4人のキャラクタービジュアルが解禁となった。ダブル主演を務めるのは、志村けんさんの遺志を継ぐ沢田研二菅田将暉。さらに宮本信子永野芽郁ら豪華キャストが集結。同作は3月にクランクインし、3月下旬主演に決定していた志村さんが亡くなり、撮影が中断、さまざまな困難を乗り越え、沢田の撮影が再開された。新たに公開されたビジュアルには、沢田演じる主人公・ゴウと若き日のゴウ(菅田)、ゴウの妻・淑子(宮本)、そして若き日の淑子(永野)の姿が映し出されている。

沢田演じるゴウは、無類のギャンブル好きで、家族にも見放された駄目親父。だが、実は賭け事以外に一つだけ趣味がある。それは“映画”だ。大好きな映画を語る時、ゴウは生き生きとし、そのまなざしは愛に満ちあふれている。ビジュアルの中のゴウも穏やかで、かつて自分がたどった“銀幕の旅路”に思いをはせているようにも見える。

対して若き日のゴウの眼差しは熱く、カチンコを片手に映画制作に全身全霊を傾ける力強い視線からは、みじんの曇りも感じない。ゴウの今と昔、かつての映画青年に何があったのか。ゴウの人生を語る上で、欠かすことのできないのが、ゴウの妻・淑子。家庭を顧みない夫に業を煮やしながらも、支え続けてきた。愛情あふれる笑顔が、彼女の懐の深さを物語る。そして若き日のゴウが思いを寄せていた若き淑子。彼女は、ゴウが通う食堂で働いていた。

さらに注目なのは、それぞれのビジュアルに映り込む鮮やかな(フィルムなどの物質が光を受けて反応し、化学変化を起こす)感光と背景。登場人物たちの記憶の断片をフィルムに映し出しているかのように見える淡い光が差し込むことで、同作の公開に込められた作り手たちの思いが虹の架け橋によってつながり、一つの物語として輝きを放っている。彼らの人生が想像できる、至極のビジュアルとなっている。