主人公エマには、連続テレビ小説「わろてんか」(2017~2018年、NHK総合ほか)でヒロインを務め、さらにミュージカル「ロミオとジュリエット」(2019年2月~4月)ではジュリエット、ミュージカル「アナスタシア」(2020年3月)では主演・アーニャ役を演じた葵わかな。
その恋人アリッサは、モデルとして同世代の支持を集め、2019年のミュージカル映画での主演も記憶に新しい三吉彩花が演じる。
また、今作が初舞台であり演技初挑戦となる大黒摩季、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞をはじめ数々の受賞歴を持つ草刈民代、元劇団四季看板女優の保坂知寿が、ブロードウェイスターのD.Dアレンをトリプルキャストで務める。
さらに、元宝塚劇団月組トップスター霧矢大夢、伸びる歌声が魅力的なLE VELVETSの佐賀龍彦、観客を虜にする歌声と世界観を持つSkoop On SomebodyのボーカリストTAKE。
そして、演出を手掛けるのは地球ゴージャス主宰の岸谷。近年翻訳作品の演出での評価も高く、満を持して自身のユニット初のブロードウェイミュージカルに挑む。
アメリカではブロードウェイスターたちの傍若無人な行動で劇場を大爆笑に巻き込んだ本作。今回の日本公演では、作品のテーマを大切に、地球ゴージャスのお家芸とも言える華やかなエンタテインメントやコメディーを盛り込む。
同公演は、2021年3~4月に東京で、5月に大阪で上演される。
インディアナ州の高校に通うエマ(葵わかな)は、卒業パーティ(プロム)に同性の恋人の同伴を求めたために、プロムが中止になってしまい、そのことを恨むクラスメートからのいじめにあっていた。
そんな中、ブロードウェイではD.Dアレン(大黒摩季、草刈民代、保坂知寿)とバリー・グリックマン(岸谷五朗)の新作ミュージカルが酷評される。
かつて人気を誇ったが現在は旬を過ぎている二人は、イメージ回復を図るため同業の友人であるトレント・オリバー(寺脇康文)と、アンジー・ディクソン(霧矢大夢)とともに、何か人助けができないか、社会運動のネタを探し、SNSでインディアナの田舎に住むレズビアンの高校生エマのことを知る。
校長のホーキンス先生(佐賀龍彦、TAKE)はエマの味方だったが、プロム開催についてPTAとの話し合いをしている最中に、ニューヨークからやってきたD.D、バリー、アンジー、トレントが登場し、話し合いはめちゃくちゃになってしまう。
エマの彼女は、実はPTA会長の娘アリッサ(三吉彩花)だった。クローゼットな彼女は、プロム事件が話題になりすぎていることでエマを責めるが、エマ自身は有名になりたいわけでもなく、ただアリッサと二人で静かに踊りたいだけだった。
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