――さんまさんとの収録を終えて、感想をお願いします。
さんまさんがお変わりになっていないから、年を重ねても、またお話しできるというのは大変うれしいことですね。“世の中は変わっても、さんまさんだけは変わらない”っていうのは、うれしいことでもありますよ。
――27年ぶりの出演ですが、ご自身の中で変わったことはありますか?
世の中が変わったので、自分自身も変わらざるを得ないけれど、さんまさんと話をしていると、デビュー当時に戻ったような感じですね。初めて「さんまのまんま」に出させてもらったときに「僕らが映画をやるので、さんまさん出てくださいね」とお願いしたら、「あぁ、出るわ」と言ってくれて。その後、本当に1シーンだけ出てくれたんですよ。21歳の頃の出来事ですが、収録中に、ふと思い出して。あの時、約束を守ってもらえたうれしさが、よみがえってきました。
――さんまさんとお顔が似ているという話もありました。お二人は「しょうゆ顔ベスト2」だったとか。
時代的に“しょうゆ顔”といって、よく雑誌などに出してもらっていました。共に同じ時代を生きてきた感覚はあります。
――ジャニーズ事務所の後輩の話にもなりました。
さんまさんにもたくさん後輩ができて、僕にもたくさん後輩ができて、積み重ねることによって後輩が増えてくる。また、彼らとの交流だったり、さんまさんも彼らのことを知ってくれたりすることによって、後輩たちもモチベーションが高くなると思いますから。私自身もよしもとの若い人たちと共演させてもらうことも多いので、非常に良い関係性だと思います。
――特に印象的だったことは?
テンポの速さ。さんまさんは途切れることがない。そして、あらゆる人に対処できるので、その懐の大きさを非常に感じますね。それと優しい人なんだなぁ、と思います。共演者だけでなくて、スタッフに対しても優しさがないと、ここまで積み重ねていくことは無理なので。さんまさんからはきれいなオーラが出てますから、人間性がすごく感じられますね。
――さんまさんも東山さんのことを優しい方だと話していました。
そうですか、僕も丸くなってきたんじゃないですかね(笑)。
――昔、やんちゃをしてたという話もありましたが、そういうところで後輩たちへの思いはありますか。
さんまさんもそうだと思うんですけど、姿勢を見せるしか方法が無い。「頑張っている姿を見せるのが一番の教育」。そういうことだと思うので、僕はそういう背中を見せたいです。さんまさんとは別事務所ですけど、そこは分け隔てなく垣根を越えて、僕自身も追っていきたい背中の一つはさんまさんですね。
――視聴者へのメッセージをお願いします。
時代が変わったり、環境が変わっても、さんまさんは変わらずこの空間を作ってくれるので、ぜひお茶の間でそれを楽しんでいただきたい。さんまさんの元気を皆さんに触れてもらって、明日への活力にしていただけたらと思います。
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