三木監督は「横浜君の魅力のひとつに、表情の豊かさがあります。内に秘めたものがあるキャラクターを演じられる彼だからこそ、あのラストにたどり着けたと思っています。自分の内側の感情を揺らして芝居をするのが、彼の大きな魅力のひとつですね」とキャスティングの理由を語った。
横浜が演じる塁は、挫折や絶望に幾度も飲まれながらも、明香里の愛によって救われていく役柄だが、内に秘めた思いを言葉ではなく表情で語る横浜の演技力がこの物語の切ないラストシーンをより感動的なものにしている。
横浜は「目のみえない明香里に、声でおじさんだと勘違いされるので、少し低く、でもわざとらしくならないように、いいさじ加減を狙いました。自分の普段の声とは違うので、最初は違和感があったのですが、塁として生きていくうちに慣れていきました。話し方はぶっきらぼうでも、優しさがにじみ出るというのが大事だと思っていましたので、温かみがあるような声の出し方というのは意識していたかもしれないです」とコメントした。
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