TBSの2013年1月クールの日曜劇場(日曜夜9時)で、「とんび」を放送することが決定した。原作は直木賞作家・重松清のベストセラー「とんび」(角川文庫)で、妻を失った父親が不器用ながらも男手ひとつで息子を育てる、親子の絆を描いた物語。角川文庫の「みんなが選んだ 角川文庫 感動する第1位」にも選ばれた名作だ。
主演となる父親「市川安男」役は、社会現象となった「JIN-仁-完結編」('11年)以来の連ドラ出演となる内野聖陽が演じる。なお内野はこれがTBS連ドラ初主演。また、その息子「市川旭」役は、主演映画「るろうに剣心」('12年)の大ヒットで役者として新境地を切り開いた佐藤健が演じることが決定。佐藤の連ドラ出演は「冬のサクラ」('11年)以来2年ぶりとなる(旭の幼少時代はそれぞれ年代ごとに子役が演じ、佐藤健は16歳からを演じる)。さらに、安男の妻「市川美佐子」役を連ドラ11年ぶりの出演となる常盤貴子が演じる。常盤のTBS連ドラ出演は、大ヒットドラマ「ビューティフルライフ」('00年)以来、実に13年ぶりとなる。
主演の内野は「今作は、昭和に生きた父親像が、平成の時代にどれだけ力強く何かを投げ掛けられるかが勝負だと思っています。今の時代の雰囲気に擦り寄らず、徹底的に本気度丸出しで演じていこうと思っております」と意気込みを語った。また、佐藤は「台本を読み終えた時、自分までもがその溢れる愛に包まれたような気持ちになり涙が止まりませんでした」というほど、今回のドラマに懸ける思いは強いという。さらに、11年ぶりに連続ドラマに出演することとなった常盤は、出演の決め手をズバリ「面白そうだったから」と打ち明け、作品に対する期待感をうかがわせた。
ほか、この親子をとりまく共演者として、吹石一恵・加藤貴子・野村宏伸・麻生祐未・柄本明らが出演する。
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