黒木瞳が政界進出!?日本初の女性総理大臣に

2015/02/04 06:00 配信

ドラマ

WOWOW連続ドラマW「スケープゴート」に出演する主人公・三崎皓子役の黒木瞳(中央)、テレビ局役員・矢木沢峻役の石丸幹二(右)、大物政治家・山城泰三役の古谷一行(左)

WOWOWプライムの日曜オリジナルドラマ枠で、黒木瞳主演の連続ドラマW「スケープゴート」が4月12日(日)から放送される。本作は、幸田真音原作の社会派ドラマで、WOWOWでは初となる“政界”を舞台とした物語。主演は「第三のミス」以来5年ぶりのWOWOWドラマ出演となる黒木瞳。「半沢直樹」('13年、TBS系)以降さまざまな作品に出演している石丸幹二と初共演する。

黒木が演じるのは猛烈な勢いで政界の階段を上って行く主人公・三崎皓子。石丸は皓子のかつての恋人で、大物政治家の背後で暗躍するテレビ局役員・矢木沢峻を演じる。また、皓子を政界に引き込む大物政治家・山城泰三に古谷一行、皓子の娘に佐々木希、報道部記者に山口紗弥加と、実力派俳優が集結。男たちの権力と嫉妬が渦巻く永田町で、女性政治家が総理大臣のポストに向けて突き進むサクセスストーリーを描く。活躍すればするほど男性長老議員から強まる風当たり。皓子は硬直化した政界に放たれた“生贄=スケープゴート”か? それとも沈没に向かう国家を救う“ジャンヌ・ダルク”か? 一人の女性政治家の姿を通し、国民が求める真のリーダー像を問い掛ける。

脚本を読んだ黒木は「皓子があれよあれよという間に、政治家への階段を上がっていくように、私もこのハードル高き役柄をチャレンジしなければと心した。女性の目線で政治ワールドをどう捉え、どう立ち向かうか。政治家の役が初体験なだけにとても楽しみ。時として無関心になってしまう政治の世界。皓子はリアリティーを持って、その中に身を投じる。彼女の奮闘ぶりを、ぜひ手に汗を握ってご覧頂きたいなと思う」と語る。

また、連続ドラマWに初出演となる石丸は「能力のある女性が一国のトップになってゆくサスセスストーリーに爽快感を覚えた。同時にドラマの奥深さが感じられる脚本になっている。(矢木沢峻という役は)フィクサー的な役回りに面白みを感じている。そして主人公は、かつて自分が恋人であったことを誇りに思える女性。そんな彼女に見合うような男性像をつくろうと思う」と意気込んだ。

原作の幸田氏は「久々の自作の映像化にワクワクしている。女性の登用が注目されているが、それでもさまざまな厳しさがあり、その行く手を阻んでいるのが現実。政界に限らず、自らの夢の実現や社会のために迷い、悩みながらも頑張っている日本全国の多くの女性たちと、それを見守る男性たちに、心からエールを送るような、そんなドラマになるのは間違いない。柔らかな外観や物腰の中に、一本筋が通ったキレのある聡明(そうめい)な女性という点では、黒木瞳さんご自身と主人公が重なる点も多いと思う。信念を貫く頼もしい女性政治家を、どんな風に演じてくださるか楽しみ。ただ、このドラマをご覧になったどこかの政党から、黒木さんに立候補のご依頼が来るのではないかと、ひそかに心配ではある」とドラマの成功に自信を見せた。