WOWOWプライムで4月11日(土)より放送開始となる連続ドラマW「闇の伴走者」のキャストが発表された。WOWOWの連続ドラマ初主演の松下奈緒と古田新太のコンビがW主演を務める。
本ドラマは、松下演じる元警察官で出版業界メーンの調査員・水野優希と古田演じる偏屈だが奇才の漫画編集者・醍醐真司の異色コンビが、伝説の漫画家が残した未発表原稿に潜んでいた迷宮入り事件の謎を突き止め、犯人を手繰り寄せるミステリー。共演陣には、平田満、田中哲司、要潤、藤井美菜、真野響子、森本レオらの個性派かつ実力派の俳優陣が顔をそろえる。
原作者の長崎尚志氏は「プロデューサーより映像化したいと聞いた時には、『へーえ、本当にできるの?』くらいにしか思っていなかった。それが具体化して、松下さんは主人公の優希と容姿もぴったりだ。もう一人の主役・古田さんは、醍醐よりずっといい男だが、博学、オタク、偏屈、反骨心…彼のキャラを見事に演じられる人と思い、強く希望した。あとは恋愛映画の巨匠・三木孝浩監督がどう料理してくれるか、一視聴者としても楽しみである」と映像化にエールを送った。
映画「ホットロード」「アオハライド」(いずれも'14年)で知られる演出の三木氏は「松下さん、古田さんという異色コンビが現場でどんなマッシュアップを放つのか、本当に楽しみです!この心強いキャストとともに、原作に潜む奥深い闇に挑んでいきたいと思います」と意気込みを見せた。
松下は主演するにあたり「WOWOWの連続ドラマWはいつも楽しく見ているのでとてもうれしく思います。原作を読んで、スリル感、爽快感があり、とても格好いいこの作品に参加できることに今からとてもワクワクしています。撮影が始まるのを心待ちにしています」とコメント。古田も「原作はもちろんですが、以前(長崎氏が)脚本で入られていた映画『20世紀少年』3部作('08~'09年)に春波夫役で出演させていただいたことがあります。楽しい作品でした。ずっと読んでいた方なので、また長崎さん原作の作品に出演ということで、本当に楽しみにしています」と“再会”を喜んだ。
自身の役どころ、互いの印象について松下は「優希の元警察官で調査員という役柄は面白い。元警察官だからこその使命感や責任感、強さと弱さを持ち合わせたキャラクターだなと。仕事や家族といろいろ抱えている問題は多いですが、事件に関わっていく事で優希の変化や成長を見ていただきたい。醍醐を古田さんが演じられると聞き、まずご一緒できるのがうれしく、『絶対!面白くなりそう!楽しくなる!』と思いました。古田さん演じる強烈なキャラクター“醍醐真司”に早く会いたいです。この撮影中は思いっきり振り回されたいです!」と熱烈ラブコール。
対する古田は「原作での醍醐は、とにかくデカい人ですが、それほどオイラはデカくないんです。大丈夫なんでしょうか。それから、とにかく大食漢ですが、オイラは意外と少食です。ちなみに甘いものが苦手です」とおどけながらも、松下の印象については「今までご一緒する機会がなくテレビで拝見しただけですが、見たまま奇麗な人ですよね。クレバーな女優さんのイメージです。ま、オイラが癖の強い役者なので、うまい具合に反比例が生まれたらいいな」と互いに好印象の様子。
最後に松下は「毎週、ハラハラ、ドキドキをお届けしたい。もちろん事件を解決して行くことが面白い部分でもありますが、登場人物の抱えているそれぞれの思いを追っていただけると面白さも倍増すると思います。優希は視聴者と同じ目線で事件を見ているところもありますので、皆さんも一緒に解決する感覚でご覧いただけるとうれしいです」、古田は「原作が面白いので、ストーリーは当然面白いです。いい画ができれば、みなさんのご期待に添えると思いますので、頑張ります。見てください」とそれぞれが見どころと“視聴者へのお願い”を口にし、初タッグの相性の良さをアピールした。
【ストーリー】漫画界の巨匠・阿島文哉(ベンガル)の一周忌に50枚の未発表画稿が発見された。作画は阿島そのものだが、35年前の連続女性失踪事件を彷彿とさせる謎の多い内容だった。阿島夫人(真野響子)から、本当に夫の作品なのか調べるよう調査を依頼された元警察官の水野優希(松下奈緒)は、フリーの漫画編集者・醍醐真司(古田新太)に協力を求め、画稿の背景やシャドーの描き方、癖、ペンや道具の種類などから描かれた年代と作者をあぶり出していく。その醍醐の豊富な知識と推理力、優希の勘と体力で2人はでぶつかり合いながらも命をはって事件の謎を究明していく。やがて漫画の中に犯人の手掛かりが潜んでいることに気付く。
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