小さな嘘がきっかけで起きた大騒動を描く映画「エイプリルフールズ」が公開初日を迎え、出演の戸田恵梨香、松坂桃李、ユースケ・サンタマリア、小澤征悦、菜々緒、寺島進、富司純子、里見浩太朗と石川淳一監督が舞台挨拶に出席した。一年に一度だけ嘘をついてよいとされる“エイプリルフール”の公開とあって、登壇者はウソと真実がまじったトークで会場を盛り上げた。
主演の戸田は「私ごとではありますが、ご報告があります…。私、実は三つ子でした。今までの舞台挨拶は本当の私ではありません。現場でも違う私が演じていました」と切り出すと、ユースケは「確かに現場の恵梨香ちゃんには背中に毘沙門天の…」となんとも記事にしづらいボケを。続く松坂は「このたび歌手デビューすることになりました。この映画を機になんですが、エンディングも僕が歌っています。皆さんもこの歌声誰かなと思ったかと思いますが、ぼくです」と宣言。ユースケが「タイトルは『この子どこの子?』ね。演歌調の」とむちゃぶりすると司会の笠井信輔アナから、「それでは一節うたってもらいましょう!」とさらなるムチャぶりが。振られた松坂は「この子だ~れの子~♪」とこぶしの利いた歌声を披露し、一同から男気があると称賛を浴びた。
一方、戸田、松坂に散々ちゃちゃを入れていたユースケは「元ワン・ダイレクション、ゼインことユースケ・サンタマリアです。みんなからはマッサンと呼ばれています」と話題のキーワードをふんだんに盛り込んだ挨拶を。「この映画はもう大丈夫だと思うので、この後私が関わらせていただいた映画の宣伝をさせてください」と「寄生獣 完結編」「進撃の巨人」「アベンジャーズ2」などの大作全てに自身が主演しているとまくしたて、戸田からは「まだしゃべるの?」、寺島からは「くだらねえ」と散々ツッコまれ、「すいません、全部カンペを読んだだけです」と言い訳する一幕も。
さらに、この映画の撮影をきっかけに戸田と小澤の2人と交際をスタートさせたという菜々緒は、「両方イケるんです。小澤さんには最近OKをいただいて。『ちょっと待ってくれ』と言われていて、昨日OKをもらいました」と暴露すると、小澤は「ごめんね、待たせて」と反応。気になる小澤の私生活に、さすがのユースケも「俺もコメントしづらい」とかわし会場を沸かせた。
映画は「リーガルハイ」('14年ほかフジ系)や「デート~恋とはどんなものかしら~」などを手掛けた古沢良太脚本によるオリジナルストーリー。
対人恐怖症のあゆみ(戸田)は一夜限りの関係を持ったSEX依存症の天才外科医・亘(松坂)に妊娠を告白。あゆみはエイプリルフールの悪い冗談と取り合わない亘と魔性のキャビンアテンダント・麗子(菜々緒)がデート中のイタリアンストランへ乱入し、接客係(ユースケ)やオーナーシェフ(小澤)らを巻き込んだ騒動を起こす。さらにハンバーガーショップで休日を過ごす櫻小路夫妻(里見、富司)や、小学生の少女を誘拐した宇田川(寺島)などなど、何気ない嘘が嘘を呼び、バラバラに起こった事件と登場人物がいつの間にか絡み合っていくという総勢27名の超豪華キャストによる超大作だ。
映画「エイプリルフールズ」は、本日4月1日より全国東宝系ロードショー。
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