松山ケンイチ&早乙女太一“相性抜群”の撮影に潜入!

2015/04/20 18:17 配信

ドラマ

「ふたがしら」の撮影現場で息ぴったりのトークを披露した松山ケンイチ(左)と早乙女太一(C)オノ・ナツメ/小学館 (C)2015 WOWOW/ホリプロ

WOWOWプライムで6月13日(土)から放送スタートの新ドラマ「ふたがしら」の撮影が、3~4月上旬にかけて行われ、主演の松山ケンイチ早乙女太一が東映京都撮影所での取材に応じた。

本ドラマは、オノ・ナツメの人気コミックが原作で、劇団☆新感線の座付き作家・中島かずきが脚本、映画「ジョーカー・ゲーム」('15年)などを手掛けた入江悠監督が演出する痛快時代劇。

弁蔵(松山)と宗次(早乙女)が、育った盗賊を離れ「面白いことがやりたい」という野望を胸に旅に出る。大坂、江戸を転々とする途中でさまざまな人々と出会い成長し、やがて二人で頭(ふたがしら)を務める盗賊一味を作るストーリー。

撮影は、江戸時代の大坂や江戸の町をイメージし、東映京都撮影所を中心に行われた。

取材の日は、江戸から大坂の町にやってきて、べろべろに酔った弁蔵と宗次が町中を歩く場面を収録。

撮影所は、いなりずし店やうどん店などのセットが足され、エキストラが歩き回り、活気に満ちた町並みの風景を作り上げていった。

そこへ着物を粋に着こなした松山と早乙女がさっそうと登場。豪放な性格が役どころの松山はワイルドに着物を着崩し、歩幅を大きくして歩く。クールな設定で演じる早乙女は対照的に、静かな佇まいが印象的。

リハーサルでは、酔っぱらいということで「いつもクールな宗次も、ハメを外し過ぎてまげが乱れていることにしよう」などと、どんどんアイデアが挙がる。

“入江組”の現場はいつも多くの意見が交わされるようで、「ふたがしら」の現場も同様だとスタッフは語る。

撮影終了後に松山と早乙女が取材に応じた。

現場の雰囲気について松山は「オノ・ナツメさんの原作には『時代劇』『盗賊もの』『バディもの』『若者の成長譚』と僕の好きなものがたくさん詰まっていて、ぜひ映像化したいと希望を出しました。脚本はこれまた僕の好きな中島かずきさん。

原作をまた違った角度から再構築してくださいました。かずきさんの書くせりふは熱くて、気持ちが乗せられます。入江悠監督とは今回が初めての仕事ですが、これまでの作品も素晴らしく信頼してお任せしています。

僕らのアイデアも取り入れてくれるので、現場でアイデアを出し合いながら世界観を膨らませています」とスタッフ陣に全幅の信頼を寄せている様子。

また「早乙女太一君とのコンビもかなり面白くなっていますので、お楽しみいただきたい。すでに続編を作る気満々ですのでよろしくお願いします(笑)」と冗談交じり(?)に、見どころを明かした。

早乙女は「盗賊を主人公にした、いなせな時代劇になっています。子供のころから時代劇を舞台で演じてきた僕にとって、これまでやっていたフィールドとは違うテレビドラマの時代劇、初めての入江監督との仕事は新鮮で、完成が楽しみです。

今までとの一番大きな違いは、今回は盗賊ということで忍んでいることが多く、得意な派手な立ち回りが少ないこと(笑)」と大衆演劇とは異なる演出手法を楽しんでいるようだ。

「映像経験もさほど多くないため、正直戸惑いもあります。松山ケンイチさんとは'14年に劇団☆新感線の舞台『蒼の乱』で共演しまして、その時の役の関係性が『ふたがしら』にちょっと似てるんですよ。映像経験抱負な松山さんにいろいろ教えていただきながらやっています。クールな宗次がドラマの中でどんな風に変化していくか楽しみにしてください」と視聴者へアピールした。

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