市川染五郎が天才陰陽師に! “相棒”は堂本光一

2015/06/03 13:00 配信

ドラマ

美しき天才陰陽師・安倍晴明を演じる市川染五郎(C)テレビ朝日

夢枕獏の大ヒット小説「陰陽師」が、この夏歌舞伎俳優の市川染五郎を主演に迎え、テレビ朝日系でドラマ化されることが分かった。染五郎が美しき天才陰陽師・安倍晴明を熱演する。

また、“平安の元祖相棒”こと源博雅役には堂本光一を配し、鬼と人が共存する都で巻き起こる怪奇を、二人が織りなす男同士の固い絆と共に描く。

主演の市川は「歌舞伎の『陰陽師』は同年代の役者が集まって新たに作るという、『一生に一度くらいの思い』で取り組んだ特別な作品でしたので、今回、映像作品としてまた安倍晴明を演じられることになり驚きと喜びを感じています。

善と悪との間で常に動じない晴明を中心に、時代の色彩感と登場人物それぞれの生き方を楽しんでいただけたらと思います」とアピールした。

市川といえば、誰もが知る歌舞伎界随一の花形役者で、映像の世界でも活躍し、老若男女を問わず幅広くその存在が知られている大スター。

そんな市川と大ヒット小説「陰陽師」の出合いは'13年にさかのぼる。新開場した歌舞伎座のこけら落し公演として歌舞伎化した「陰陽師」に安倍晴明役で出演し、優れた新歌舞伎に贈られる“大谷竹次郎賞”を受賞するなど高い評価を得た。

そしてことし、「陰陽師」のドラマスペシャルで、再び晴明役に挑戦。テレビでもその麗しい姿を披露する。もちろん「陰陽師」の世界を彩るあやかしや呪術も、最新のCG技術を用いて実写化。当代きっての美形役者・市川が、雅で妖しい平安のホラーファンタジーを表現する。

そして安倍晴明の相棒として欠かせない存在の源博雅には、歌手、俳優、タレントとして多岐に活躍する堂本を配役。美しくもどこかほほ笑ましい平安の世の男同士の絆を、市川と共に創造していく。

意外なことに、堂本が時代劇に挑戦するのはこれが初めて。平安の時代装束もカツラも初めてという中、相手役の市川と互角の存在感が求められる大役に挑む。

堂本は由緒正しき風雅な笛の名手を演じるが、'00年の初演からことしまで16年連続で上演される座長公演「SHOCK」シリーズで磨いた華麗なる殺陣も披露。その類いまれな才能をいかんなく発揮する。

本作は5月初旬にクランクイン。撮影は全編を通し奥州藤原氏ゆかりの地である岩手・奥州市で敢行された。厳密な時代考証に基づき歴史的建造物が再現された「歴史公園えさし藤原の郷」とその周辺地区で、約1カ月にわたって撮影された。

主演の市川や堂本はもちろん、豪華キャスト陣も岩手に集結。晴明のライバル役で修験者の蘆屋道満を演じる國村隼、その道満に呪詛を掛けられる藤原兼家役の川原和久ら、存在感の強さが視聴者の目を引き付ける個性あふれる俳優陣が多数出演する。

ちなみに'12年に市川の実姉と結婚した川原は、今作が市川の“義兄”として初共演となる。そんな話題も豊富なキャスティングで送る新生「陰陽師」。見逃してしまったら呪われてしまうかも?

市川は堂本の印象について「年に一度くらいしかテレビドラマに出る機会のない僕にとって、堂本さんはテレビで見ている人(笑)。ドラマは短いカットの積み重ねであり、細かな集中力が求められる。堂本さんにはそういった力が備わっていて、だからこそ第一線で長く活躍されているんだということが分かりました。

実は堂本さんに、ひそかなライバル心を抱いたことがあります。堂本さんが帝国劇場で『SHOCK』に出演中、僕も近くの日生劇場で公演中だったことがあるのですが、堂本さんがやっていた階段落ちに僕も挑戦したんです。『高低差では負けても、段数だけは勝ちたい!(笑)』、そんな風に勝手に刺激されていました」と意外なつながりを明かした。

一方、堂本は「テレビで時代作品に臨むのは今回が初めてです。衣装もカツラも慣れず、正直大変ですが、この時代に地上波でこれだけの大作を撮るのは貴重な機会なので、とても楽しみにしていました。

染五郎さんの晴明は、まるで台本から抜け出してきたかのよう。当然ですが、僕が苦しんでいる衣装もまるで普段着のように着ていらっしゃいますし、その場にいるだけで完璧な空気をまとっていらっしゃる。僕はそれについていこうという思いで演じています」と座長に敬意を表しつつ、作品への出演を喜んだ。