宮迫博之「こんな泣ける番組になるとは…」

6月30日(火)、「クイズ　芸能人にまかせなさい」(フジテレビ系)が放送される。

同番組には、悩みを抱えるワケあり一般の出場者3チームがサポーターと共に登場。各チームには“今どうしても欲しい5つの賞品”があらかじめ用意されており、それぞれのチームから指名された芸能人は、クイズで優勝することで商品を獲得できるよう奮闘する。

賞品を獲得できるのは優勝したチームのみという条件の下、“賞品守るンジャー”と命名された解答者の石原良純、市川紗椰、大久保佳代子、清水宏保、鈴木奈々、高橋茂雄、A.B.C-Zの塚田僚一、久本雅美、吉田たかよしがクイズに挑戦していく。

菊地亜美がサポートするのは大家族・細野一家チームで、群馬県でうどん店を営む細野さん夫婦は7男7女、計14人の子だくさん。一度の食事に14合の米を炊くが、あっという間になくなってしまい、家電も買い替えられずに故障しかけのまま使っているという。そんな細野家が欲しい賞品は子供の大好きなテレビゲームやお米3カ月分300kg、家族で乗れるワゴン車。あまりに切実な賞品だけにプレッシャーが大きく、久本は思わず「妊娠もしてないのに気持ち悪い」と感想を述べる。

また、スピードワゴン・井戸田潤がサポートするのは、京都両洋高校女子相撲部。全国大会で入賞するなど実力派だが、高校に土俵が無く、筋トレマシンも順番待ちなど練習環境に悩みがあるという。相撲を格好良く見せるためのおそろいのジャージーやスニーカー、スポーツジムの利用券などが賞品として用意される。

さらに、アンガールズ・田中卓志がサポートする宇都宮動物園から、園長と3人の女性職員が登場。約50年の歴史があるが、私営のため経営は厳しく、園内の至るところでペンキが剥げ、1日500kgにもなる動物たちの食事も、トラックが無いため職員たちが人力で運んでいるという。賞品として塗装会社のペンキ塗りとプールのコケが落とせる高圧洗浄機、エサを運ぶためのトラックなどが用意され、田中がクイズに答えていく。

クイズは第3ステージまで用意され、途中で商品没収が決まったチームのリアクションに、さらに芸能人たちはプレッシャーを感じることに。

収録を終えた司会の雨上がり決死隊・宮迫博之は「精神的にも肉体的にも、非常にくたびれました(笑)。面白かったですが、司会もプレッシャーでハートが痛む番組です。不正解だった時、チームの方々がすごい悲しそうな顔をしますからね」と振り返った。

また、蛍原徹は「賞品を没収されるチームもかわいそうだし、クイズで間違えてしまった解答者のつらさも分かる。僕、解答者は嫌です。絶対断ります(笑)」と語り、番組収録が想像以上にハードだったことを明かした。

さらに、参加した3チームについて宮迫は「どのチームも本当に欲しい賞品なんだけど、子供が大勢いる細野一家にはどうしても肩入れしてしまいますね。家族愛が伝わるすごい瞬間があって、思わず泣いてしまいました。あれはドラマになります。こんな泣ける番組になるとは…」とコメント。一方、蛍原は「相撲部の女の子たちにも頑張ってほしいですね」と話した。

最後に宮迫は、「(女子相撲部は)明日(収録の翌日)が試合だっていうのに、こんなとこで一喜一憂させられて…。宇都宮動物園は面白そうな園なので、もっと人気が出てもいいと思います」とそれぞれのチームのことを気遣った。