天海祐希&沢村一樹が“偽装の夫婦”に

2015/08/27 06:00 配信

ドラマ

天海祐希が容姿端麗で頭脳明晰の人間嫌いな主人公・嘉門ヒロを演じる(C)NTV

日本テレビ系では、10月スタートの新ドラマで天海祐希沢村一樹が“偽装の夫婦”役で共演することが決定。タイトルも役設定と同じく「偽装の夫婦」となる。

天海が演じるのは、美しく穏やかなほほ笑みと人当りの良さで“孤高の美女”“理想の女性”と慕われるが、実は大の人間嫌いな女性・嘉門ヒロ(かもんひろ)。

ヒロは、幼い頃に両親を火事で亡くし、叔母の家に引き取られ、出来の悪い従兄妹たちと一緒に育てられる。しかし、何でもできてしまうがゆえに、妬み嫉みの的となり、本気を出すことを閉ざしてしまう。

そんな誰かを愛し愛される喜びも分からず育ったヒロが大学時代に唯一心から愛した男こそ沢村一樹演じる陽村超治(ひむらちょうじ)だ。

ヒロと体で結ばれた超治が理由も告げずに姿を消してから25年後、45歳となり図書館司書として働くヒロと、幼稚園の園長代理として働く超治が偶然に再会。そして突如、ヒロは超治から結婚を申し込まれるところからストーリーは始まる。

脚本は「女王の教室」('05年)、「家政婦のミタ」('11年、いずれも日本テレビ系)など話題作が続き、今回が連続ドラマ30作目となる遊川和彦が手掛ける。プロデューサーは遊川とのタッグでヒット作を生み出してきた大平太が担当する。

天海は「遊川さんの作られる脚本のパワーに負けないように、全力で演じたいと思います。皆さまに楽しんでいただけるよう、スタッフ、出演者一同頑張りますので、ぜひ応援してください」とコメント。

また、沢村演じる超治という人物については、「底抜けに明るいところ、そして人に壁を作らないところが沢村さんにぴったりの役だなあと、今からとても楽しみです。今回、ちょっと特殊な夫婦を演じますが、それ以上に人間同士としての成長が描かれていると思いますので、そちらも期待していてください!」と明かした。

一方、沢村は「『自分を変えたい、もっと自信を持ちたい、でもどうすれば良いのか分からない』、そう思っているあなたへ。常識にとらわれず、自分に正直に生きる男・陽村超治という役を通じて、少々強過ぎる刺激と、人生をもっと楽しく生きるすべを伝授します。憧れの女優さんでもある天海さんと初めてこんなにじっくりお芝居するのが、夫婦役という事で緊張もありますが、天海さんの“男気”に負けないよう濃厚な二人の時間を作っていけたらと思います。遊川ワールドを存分に楽しんで下さい!」とアピールした。

脚本を務める遊川は、「今の時代、自分の意見を主張したり、個性を出したりしてはいけないと自分に呪縛をかけている人が多い気がします。自分らしく生きることで、周りの人を幸せにし、この息苦しい世界を良いものにできないかという願いを込めてこのドラマを送ります。天海さんの隠されている本当の姿、例えばダークサイド(?)が見たいと思います」と視聴者に向けてメッセージを。

また、大平太プロデューサーは「ことし、僕は50歳になり、大げさではなく、残りの人生のパートナーについて考えるようになりました。このドラマを、どんな人が自分の側にいてほしいのかを考えながら作りたいと思っています。遊川さんもことし還暦を迎え、脚本家デビュー30周年、連続ドラマ30作目という記念すべき作品です。そして、天海さんは、僕がプロデューサーとして初めて主演女優としてご一緒した女優さんです。はじめから天海さんを想定した企画を8年ぶりに実現できることに胸を踊らせています」と、今作への期待を語った。

脇を固める共演者には内田有紀工藤阿須加坂井真紀、佐藤二朗、キムラ緑子富司純子らが決定。

「“本当のパートナー”とは何か?」と考えさせられる、新しい夫婦の形を描く大人のラブストーリーがスタートする。