10月スタートの関ジャニ∞・錦戸亮主演ドラマ「サムライせんせい」(テレビ朝日系)で、若手演技派俳優・神木隆之介が初めて坂本龍馬を演じることが分かった。
史実のイメージとは少し異なる龍馬を演じる神木は「原作漫画で描かれている龍馬は実際の龍馬とは違って『本当に現代になじんだら、こうなっていくのではないかな』という感じなんです。
なので、僕に足りない“すごく強そうな迫力”はなくても大丈夫だなって、少し安心しました(笑)。そうは言ってもやはり、ところどころで見せる強さや、目に宿る“一本筋の通ったサムライ魂”は必要だと思います。従来の龍馬像とはまた違う、この作品ならではの人物像を作っていきたいです」と、力強く意気込みを語った。
神木が演じる龍馬は、史実に基づいたイメージとは少し異なり、半平太(錦戸)よりも一足先に150年後の現代にタイプスリップ。物の考え方に柔軟性があり、適応能力も高い龍馬は驚くべきことに、すぐさま現代になじむ。
普段は楢崎(ならさき)と名乗り、ジャーナリストとして東京で暮らす龍馬。とはいえ、「日本を変えてみせる!」という志を失ったわけではなく、衰退の一途をたどる平成の日本を案じ、“平成の志士”となって現代を変えようと決意する。
そんな龍馬は平成の日本で、半平太と再会を果たす。本作の中でも史実通り、幕末の土佐藩では“親友”だった半平太と龍馬。タイムスリップという“あり得ない状況”によって生み出される、本作ならではの錦戸“半平太”と神木“龍馬”の関係性には注目が集まる。その画期的な関係性は、全編を通して描かれ、ひもとかれていく。
神木にとって坂本龍馬といえば、所属事務所の大先輩・福山雅治が演じたNHK大河ドラマ「龍馬伝」('10年)のイメージが強いそう。神木は「ご本人(福山)に早く報告したいです! これからの撮影に向け、ぜひどんな思いでどう役作りをされたのか聞いてみたいです」と、龍馬役に挑むに当たって福山に教えを請いたいという思いを明かした。
ちなみに、神木は龍馬役が初ならば主演・錦戸との共演もこれが初めて。「お兄ちゃんみたいな存在になっていただけたら、うれしいです」という神木に対し、錦戸も照れ笑いを浮かべながら「お兄さんらしくできたらええなって思います。お互い自然体でいられるような関係になれたらすごくいいですね!」と、いい兄弟関係の構築を予感させた。
初共演の神木の印象を、錦戸は「神木くんは小さいころから、この世界でずっと活躍されてきた方なので、感覚もすごく研ぎ澄まされているでしょうし、共演がすごく楽しみです!『好きな幕末の人物は?』と聞かれると大概の人が名前を挙げるほど、坂本龍馬は魅力的な人物。
僕もそうですけど、たくさんの人が坂本龍馬を通ってきているし、それぞれに思い入れがあると思うんです。そんな中で、今回描かれるのは史実とはまた違う“特殊な坂本龍馬”。きっと神木くんらしく、すてきに演じてくれるでしょうし、そんな彼に僕も精いっぱい応えたいな、と思います」と、良きアニキ分として“弟”のサポートを誓った。
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