9月27日(日)にスペシャルドラマで復活する「緊急取調室」(テレビ朝日系)で、主人公・真壁有希子を演じる天海祐希にインタビュー。
大好評を博した連続ドラマから1年半の時が流れ、再始動したチーム“キントリ”。後編では、“おじさまトリオ”小日向文世、大杉漣、でんでんの3人へのメッセージや、次回あるとしたら来てほしいゲストについて聞いた。
【“キントリ”天海祐希「Wゆきのお芝居は圧巻!」より続く】
――では、小日向さん、大杉さん、そしてでんでんさんへ「アンサーメッセージ」をお願いします。
いいですねえ。じゃあ、まずは漣さん。漣さんは神経細やかで、一見怖そうに見えるビシッとした外見に反してとてもハートフルな方で、いろんなことを教えてくださいました。お芝居の話をしても、「あ、じゃあそうしようか」って柔軟に対応してくださいますし、「ここは、どうでしょうか?」と聞いたら、「そうだねえ、この方がいいかもね」などと相談に乗ってくださいます。
とてもお話しやすいですし、キントリになくてはならないありがたい存在です。またご一緒することがあれば、まだまだいろいろと経験されたことの話を聞きたい尊敬する先輩のお一人です。
――続いてでんでんさんはいかがでしょう?
でんでんさんは、ちょっとうるさいけど、かわいい!(笑)「うるさいよ~! 少し静かにしていてよ~」ってみんなに注意されています(笑)。おしゃべりが大好きなんでしょうね。全然静かにしてくれない(笑)。それに声が大きいから!
だけど、でんでんさんは「でんでん!」って呼ぶのも許してくださるほど寛容で優しい方です。でんでんさんもありがたい存在です。今度でんでんさんの行きつけのホルモン焼き屋さんに連れて行ってもらう約束をしているんです。あと、本当にでんでんさんは絵がお上手なんですよ! 描いてくださる似顔絵は大切にコレクションしています。
――小日向さんはどうでしょうか?
コヒさんは、お三方の中では一番共演させていただいた経験が多い方ですが、それこそ20年前から印象が変わらないですね。あれだけの実力と人気と信頼を兼ね備えた方なのですが、全然上から目線じゃない。それどころか、いつもチャーミングでかわいいから、不安ばかり口にするんですよ。
「俺はもうこうだから…駄目なんだよなあ」みたいな。そんなに小さいことを気にするような役者さんじゃないでしょ!って思うんですけど、そういう弱い部分を平気で見せてくださるところも、私たち後輩に慕われるのかなと。全然近寄りがたい存在にならない、一つの大きな要因なのではないでしょうか。
いつでもポンッと私たちを受け入れてくださるような大きな器といいますか。それでいて、くだらない話をピーチクパーチク言い続けるので、そのギャップがかわいらしいですよね(笑)。人としてとてもすてきな方で、もちろん役者としては尊敬すべき大先輩です。
雑談している中でもいろいろとハッと気づくことがあって、本当に楽しい。他の女優さんの前で言ったらセクハラだって言われてもおかしくないことを言って、ゲラゲラ笑っていますからね。この現場では皆さんと本当にいい関係が築けてるんじゃないかと!
――では最後に、もし次回作があるとしたらどういうゲストに来てほしいですか?
次は誰をオトしたいかなあ。こちらから来てほしい人というより、本当は「キントリのゲストに出たいよね!」って、裏で言われるような番組になっていくのが私の夢なんです。「あのキントリのメンバーにマル裸にされたいよね~」って言われてみたい。
もし連続ドラマのパート2をやらせてもらえるとしたら、老若男女どなたでも受け止められるくらいの器を持って、あの取調室に座っていたいと思います。
――ちなみに小日向さんは「天海ちゃんと大御所俳優の方の対峙(たいじ)が見たいよね」とおっしゃっていましたよ!「自分は絶対に嫌だけど」って(笑)。
何それ~! もう!(笑) どう思います~?コヒさんの小市民的なところ(笑)。あんなにすごい役者さんなのに普通にそういうことを言うんですよ! 信じられない。まあ、でもそういうところもコヒさんの魅力の一つなんでしょうね。
先輩方にいろんな経験をさせていただいて、また一つ成長できたと思いますし、その舞台裏のいい空気感が画面に出ていると思うので、たくさんの方に見ていただけたら本当にうれしいです。
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