放送開始25周年を記念して、史上初の人気投票が行われていたドラマ「世にも奇妙な物語」。11月21日(土)、28日(土)の2週にわたって、上位にランクインした作品を“新たな出演者”により復活させる「傑作復活編」と日本を代表する映画監督&キャストが登場する「映画監督編」が放送されることが明らかになった。
今回視聴者投票によって復活するのは以下の5作品。(※「復活編」で主演を務める俳優は当時と異なる)
■「イマキヨさん」(投票1位 '06年3月28日放送 主演:松本潤)
■「昨日公園」(投票4位 '06年10月2日放送 主演:堂本光一)
■「ズンドコベロンチョ」(投票6位 '91年4月18日放送 主演:草刈正雄)
■「思い出を売る男」(投票26位 '94年10月1日放送 主演:小堺一機)
■「ハイ・ヌーン」(投票27位 '92年6月11日放送 主演:玉置浩二)
また11月28日(土)に放送される「映画監督編」には、以下の5人の監督が演出を手掛ける。
■監督:山崎貴(代表作:「永遠の0」ほか) 主演:阿部サダヲ
銀行員の初野はある日、自分の額にバツ印があることを発見する。周りの人間には見えてないようなのだが。バツは何を意味するのか。
■監督:本広克行(代表作:「踊る大捜査線」ほか) 主演:妻夫木聡
独身、彼女なしの涼太の元に、特殊な機能を持つ「ウェアラブルライフサポーター」という眼鏡が届く。その日から彼の人生が大きく動き出す。
■監督:佐藤嗣麻子(代表作:「アンフェア」ほか) 主演:竹内結子
研究室で何者かに襲われた朔子、気が付くとまるで棺おけのような狭い箱の中に閉じ込められている。スマホだけを頼りに外界に助けを求めるのだったが。
■監督:中田秀夫(代表作:「リング」ほか) 主演:中谷美紀
由希子は娘、朱理と二人暮らし。ある晩、娘が深夜0時13分を迎えると同時にうなされるように。背後にはある女の気配を感じ…。
■監督:清水崇(代表作:「呪怨」ほか) 主演、作品内容:調整中
今回の企画で、'96年以来約20年ぶりの「世にも奇妙な物語」演出となる本広監督は「映画監督たちがそれぞれに撮影するということでプレッシャーがあります。自分だけがつまらないとなったらどうしよう」と語る。
だがそんな本広監督も実は“奇妙”の前身「奇妙なできごと」('89~'90年深夜枠で放送)ではADをやっていたという。
「“奇妙”のコンセプトは身に染みています。正統派をがっつり見せていきます。と同時に崩していくところもありますし、社会に訴えていくところもあります。小椋久雄プロデューサーに言われたことよりさらにどんでん返しを2、3加えたりしました」と並々ならぬ意気込みを見せた。
“奇妙”の演出は約15年ぶり2作品目となる佐藤監督は「お声を掛けていただきうれしいですし光栄です。SFが好きなのですがこのジャンルの作品が最近減っているので、(“奇妙”は)貴重な場だと思っています。
(放送分数が)20分位の長さの作品をつくることも最近はないですから楽しい作業です。前回は地方ロケもしましたが、今回は小さい世界で撮ってみたいと思いました」と明かす。なお、佐藤監督作品で主演を務める竹内結子との仕事は初めてだという。
【世にも奇妙な物語】
'90年4月19日、日本初のオムニバスドラマ「世にも奇妙な物語」が放送開始。'90年4月19日~'92年12月7日まで毎週木曜夜8~9時まで放送。
'15年4月11日放送までで、放送作品数は492本。'15年11月21日、28日をもって、全作品数は500本を超え、502本になる。'00年11月3日には「世にも奇妙な物語 映画の特別編」も公開された。
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