田辺誠一が出世欲むき出しのエリート警官役で主演に!

2015/11/18 06:00 配信

ドラマ

「撃てない警官」で出世欲まみれの主人公・柴崎令司を演じる田辺誠一(C)WOWOW

WOWOWプライムでは'16年1月10日(日)より田辺誠一主演の「連続ドラマW 撃てない警官」を放送する。

本ドラマは、警察小説に定評のある作家・安東能明の作品の中でも特に人気が高いシリーズ「撃てない警官」を映像化した作品。

警察組織内部でうごめく出世争いや復讐(ふくしゅう)劇と、出世欲と正義のはざまで揺れるエリート警官の思いをスリリングに描いたリアル警察ドラマとなっている。

田辺が演じるのは、出世欲むき出しで警察組織を渡り歩こうとしていたが、ある日の不可解な事件を機に所轄へ左遷されてしまう主人公・柴崎令司。

元警察官の義父を慕い、妻子へ愛情を注ぐ一方、エリート街道のためならば同じ警察官をも平気で脅迫し利用するキャラクターで、警察ドラマの主人公としては斬新な“アンチヒーロー”だ。

「ドラマW」初主演について、「『ドラマW』は4本目の出演。毎回演じがいのある骨太の脚本で、役者として挑戦しなければならない部分も多く、それだけやりがいがあります。今回『ドラマW』初主演と聞いて、やりたかったですし、非常にうれしいです」と感激のコメント。

脚本を読んだ田辺は「いろんなことが一つ山を越えたかなと思ったら、また予想しなかった山が動き始めたり、急な動きもあるので、毎回先が読めない展開でした。最終的にどこにたどり着くのか分からない、一本筋じゃいかない話なので面白いです!」とドラマの魅力をアピール。

また、主人公・柴崎の印象については「柴崎は熱血漢なキャラクターではないのですが、『人間として組織や社会の不正は許せない、気持ち悪い』という思いで、柴崎なりに不正に一つ一つ向き合っていくのが面白いなと。自分としてもなるべくそういうふうにありたいと思うので、そこら辺は共感します」と共通点を明かした。

さらに、視聴者へ向けて「登場する男たちが白なのか、黒なのか、グレーなのか、どんな生き方なのか、どこの色を目指しているのか。また、柴崎には警察の任務のほかに、奥さんや子供の問題もあり、家庭人、父親としての役割と、全てが思い通りにいかない中で、どういう判断を下すのか、どういう生き方を選ぶのかを楽しんでもらいたいです」とメッセージを送った。

<ストーリー>

警視庁総務部企画課企画係・係長で警部の柴崎令司(田辺誠一)は、巨大な警察組織の中でも一握りのエリート候補。現場での逮捕経験はなく、ただ昇進のみを考え出世街道をひた走ってきた。

しかしある日、直属の部下・木戸和彦が拳銃自殺したことにより運命は暗転。柴崎は上司の課長・中田(石黒賢)から電話で指示を受け、木戸にある訓練の参加を命じ、その直後に事件が発生したのだ。

責任を問われた柴崎は納得がいかず、中田から指示の電話があった旨を訴えるが、中田にはアリバイがあったため、柴崎は所轄への左遷を言い渡される。

一体電話の主は誰だったのか? 執念の捜査を続ける柴崎は、単なる事件の真相解明ではなく、出世コース復帰へ向けてある計画を画策する。