錦戸&神木の史上最高の殺陣は“愛と絆”の結晶!

2015/12/09 05:00 配信

芸能一般

「サムライせんせい」の最終話で壮絶な殺陣シーンに挑戦した神木隆之介(C)テレビ朝日

12月11日(金)に最終話を迎える関ジャニ∞・錦戸亮主演ドラマ「サムライせんせい」(テレビ朝日系)のクライマックスで、幕末から現代にタイムスリップしてきた実在の志士・武市半平太(錦戸)と“盟友”坂本龍馬(神木隆之介)が、番組史上最長にして、最大のスケールで殺陣を繰り広げる。

これまでの放送では、現代でも名コンビぶりを発揮してきた2人。ところが、最終話ではそんな2人に“志の違い”が生じる。「もう一度、日本を洗濯するぜよ!」という志の下、汚い金の力で甘い汁を吸う最強の敵・海道匠(忍成修吾)に天誅(てんちゅう)を下し、現代の日本で一揆を起こそうとする龍馬。

しかし、幕末では敵対する藩士の暗殺を計画したはずの半平太は「どんな理由があるにせよ、人を殺めてはならぬ」という新たな信条に従い、龍馬を止めようとする。そんな中、一歩も譲らない半平太と龍馬は、東京タワーを望む東京の中心で、刀を手に取り、果たし合いをすることに。

「時代を嘆くな。今を生きるぜよ!」という半平太の心からの叫びは、龍馬に届くのか。自らの命と志を懸けた2人の激闘の火ぶたが切って落とされる。

そんな番組最大の見せ場となる殺陣シーン撮影は、テレビ朝日本社屋上の敷地を目いっぱい使って行われた。台本約9ページにまたがる長いシーンで、息つく暇もないスピーディーで激しい動きとせりふが、どこまでも続いた。

そのため、錦戸と神木はこのシーンのためだけに半日かけてリハーサルを敢行し、その翌々日に12時間超えの撮影に挑んだ。そこでスタッフ一同が目の当たりにしたのは、錦戸・神木の恐るべき姿。

もちろん、これまでの殺陣でも2人の身体能力の高さ、殺陣のセンスは証明されていたのだが、今回の殺陣はプロの殺陣師でも「難しい」と口にするレベル。しかも、本番当日にさらなる高みを目指し、リハーサル時にはなかった動きを追加したにもかかわらず、2人は軽々とやってのけた。

その一つが、トランポリンで跳躍し、腰の高さほどある仮設ステージに飛び乗った2人が、間髪入れずに繰り広げるという殺陣。先に飛び乗った錦戸はステージをはうように一回転し、その間にステージに舞い降りながら斬りかかる神木の刀を、即座に受け止めた。

この動きを、錦戸はたった2回の練習で習得。神木も「ふわっとした感覚が苦手で、人生で2回しかやったことがない」というトランポリンにもかかわらず、臆せずスルッとこなす。その完成度の高さは秀逸で、錦戸も「ぜひ見てほしいポイント」として挙げたほど。まさにクライマックスを飾るにふさわしい、自信満々の殺陣シーンとなった。

そんな至難の業である今回の殺陣を見事にやり終えた錦戸と神木。その秘訣(ひけつ)は、何といっても2人が築いてきた絆の深さにあったよう。

撮影後、錦戸は「最終話にして一番すごい殺陣です。第2話で初めて2人で殺陣をした時、すぐに動きを覚えた神木くんを見て、めっちゃプレッシャーを感じたんです。それからは『一生懸命やらな、神木くんに迷惑を掛ける』と思って、できるだけ早く覚えるように頑張ったんですよ」と、“ライバル”神木を評した。

一方、神木も「初めて一緒に殺陣をした時は、お互いに『大丈夫ですか…?』と気を使ってたんです。でも、回を重ねるごとに関係が進化して、お互いにやりやすいスピードや危険のない動き方、格好良く見せる方法を気軽に相談し合えるようになったんです」と笑顔を見せた。

また、最終話を前に、あらためてお互いの印象を「いつもは“明るいお調子者の坂本龍馬”みたいな感じで演じてるけど、第6話で(暴走族に単身立ち向かおうとする)武市を引き留めた時の龍馬が格好良くて…ずるいなぁって思いました。いつも軽い人が、急にビシッとしゃべったら、格好良く見えるじゃないですか。いいなぁって思いましたね」(錦戸)

「大きくイメージが変わることはなかったです。お亮は相変わらず優しくて、男子の気持ちが分かっている兄ちゃん! いつも2人でふざけて、くだらない話をしながら楽しんでいるんです」(神木)と、それぞれ語った。