マツコロイドがNHK新春ドラマで俳優デビュー!

2015/12/10 23:09 配信

ドラマ

マツコロイドがNHKで俳優デビュー!(C)NHK

'16年1月2日(土)に放送される新春スペシャルドラマ「富士ファミリー」(NHK総合)に、マツコロイドが出演することが分かった。マツコロイドの俳優としてのドラマ出演は初めてだという。

「富士ファミリー」は、薬師丸ひろ子小泉今日子共演の話題作。富士山の麓にある、コンビニとは名ばかりの商店「富士ファミリー」を舞台に、長女・鷹子(薬師丸)、ナスミ(小泉)、月美(ミムラ)の美人三姉妹と、周囲の人々を描くホームドラマだ。

一方、マツコロイドといえば、アンドロイド研究の第一人者・大阪大学の石黒浩教授監修の下、マツコ・デラックスそっくりに作られたアンドロイド。マツコの頭からつま先に至る全身を型取りし、表情やしぐさ、癖などもリアルに再現している。

「富士ファミリー」の脚本を担当した木皿泉は、「Q10」('10年日本テレビ系)の美少女ロボットなど、これまでの作品にもロボットのキャラクターなどを登場させてきたが、今作品で初めて本物のアンドロイドを起用する。

気になる出演シーンはというと、「富士ファミリー」の先行きを心配する笑子バアサン(片桐はいり)と、ナスミの元夫・日出男(吉岡秀隆)の前に現れ、「ちょっと助けてもらえませんか」と声を掛ける、というもの。そして、道で迷子になっていたアンドロイド(マツコロイド)を助けたことが縁で、笑子たちはアンドロイドと人生について語り合うことになる。

演出を務める吉田照幸氏は、「台本を読んで演出するのに一番びびった部分です。前触れなく佳境で出てくる異物。異物のくせに最も深遠なことを言うキャラクター。バラエティーなら違和感を楽しめますが、ドラマでは物語の世界そのものを壊しかねない。『これはやばい』と、普段芝居を固めない私が、みっちりリハーサルを行いました」と告白。

しかし、マツコロイドは予想以上の“逸材”だったようで、「ロボットを前に演出するなんて、昔、NHK会長を演出した以上の経験でした。しかし、準備万端で迎えた撮影当日は雨。仕方なく近くの小さなトンネルに場所を変更して撮影したのですが、置いてみるといい! そう、トンネルは不思議な世界と結ぶ最高の場所。ぴったりはまってすてきなシーンになりました。今後は、この演出を『狙い』でしたと答える所存です」と作品の出来に自信を見せた。

マツコロイドのドラマデビュー作「富士ファミリー」は、'16年1月2日(土)夜9時からNHK総合にて放送!