阿部寛が「死ねばゴミだ!」とほえる激アツ映像が解禁

2016/02/18 10:00 配信

芸能一般

「エヴェレスト 神々の山嶺」に天才クライマー・羽生丈二役で出演する阿部寛(C)2016「エヴェレスト 神々の山嶺」製作委員会

3月12日(土)に公開されるV6・岡田准一主演映画「エヴェレスト 神々の山嶺(いただき)」より、阿部寛演じる伝説のクライマー・羽生丈二の生きざまがギッシリ詰まった本編映像が解禁された。

本作で岡田演じる野心家の山岳カメラマン・深町は、ネパールの首都・カトマンズで伝説と化す孤高のクライマー・羽生に出会う。全てをエベレストに懸け、他人を寄せ付けない人生を送ってきた羽生の過去を調べるうち、深町は彼の熱い思いに触れる。

標高8848m、氷点下50℃という呼吸すら困難な極限の世界で、誰も成し得なかった過酷な登山に挑む羽生とはどんな人物なのか、公開を前に少しだけその素顔に迫る。

解禁された映像では、エベレストに憑りつかれた羽生の生きざまがせりふとなって映し出される。「山やらなきゃ死んだも同じだろ」「俺がここにいるからだ。俺がいるから、山に登る」など、常人には理解できないような羽生の言葉と、阿部の圧倒的存在感。

そして阿部の得意分野とも言える鬼気迫る表情から、人生全てをエベレストに懸ける男の姿が容易に想像できる。その反面、山のためには仲間の犠牲もいとわない羽生に、かつてのザイルパートナー・井上(甲本雅裕)が「“山屋”としては完璧だった。人間としては、最低だったけどね」と言い捨てる。

また、羽生のライバルで、エリート登山家の長谷(佐々木蔵ノ介)に「おまえはスポンサーのために山に登ってるのか」と食って掛かったり、「生きて帰らなかったやつが頂上を踏んだかどうかはどうだっていい。死ねばゴミだ」と言ってみたり、エベレストに対して異常なまでの執念を見せる姿が印象的だ。

キャスト・クルーが実際にエベレスト現地5200m付近で撮影を敢行し、10日がかりで高度順応しながら登るなど、文字通り命懸けの撮影に挑んだ本作。

阿部はエベレスト現地での撮影を「体験したとしないとでは全然(芝居が)違う」と話していたが、主演の岡田も「日に日に阿部さんが火のような男になっていった」と絶賛するほど、完璧な羽生像を作り上げたようだ。

生きることを諦めず、命を懸けた登頂に挑み、高みを目指す羽生や深町。阿部も岡田も必死に演じた彼らの姿は、ようやく春めいてきた頃の公開にもかかわらず、一気に初夏の陽気を思わせるようなアツイものになりそうだ。