3月18日(金)夜9時から放送される東出昌大主演作、金曜ロードSHOW!特別ドラマ企画「さよならドビュッシー ~ピアニスト探偵岬洋介~」(日本テレビ系)が、3月12日(土)、13日(日)に特別先行試写会を開催することが分かった。
同ドラマの原作は「このミステリーがすごい!」大賞を受賞('09年)した、ミステリー作家・中山七里の「さよならドビュッシー」。ピアニスト・岬洋介(東出)とピアニストを志すヒロイン・遥(黒島結菜)が事件に巻き込まれながらも、逆境に立ち向かい這い上がっていく姿を描く。
東出、黒島の他、武田真治、木の実ナナ、菊池桃子、キムラ緑子、北大路欣也ら豪華キャスト陣が集結している。
【ストーリー】遥は、いとこのルシア(上白石萌歌)と暮らしていた。ルシアの両親は海外で亡くなり、ルシアは遥の父・徹也(正名僕蔵)と母・悦子(菊池桃子)、叔父の研三(武田真治)、そして祖母の恭子(木の実ナナ)が暮らす真田家に引き取られていた。
小さいころからピアノの英才教育を受けてきた遥と共にルシアもピアノを学ぶようになり、2人は春から鎌倉音大附属高校に通う予定だった。祖母・恭子は2人をかわいがっていたが、息子の研三が漫画家になると言い、定職に就かないことを快く思っておらず、2人は顔を合わせると言い争っていた。
そんなある日、2人は近所の香月家から流れてきた美しいピアノの調べに足を止める。曲はドビュッシーの「月の光」。弾いていたのはピアニストの岬だった。香月家には恭子と親しい玄太郎(北大路)と家政婦のみち子(キムラ)が暮らしており、岬はそこの新しい下宿人で、春から鎌倉音大附属高校の臨時講師になることが決まっていた。
岬は時折、鷹のように鋭い目をする風変わりな男で、遥とルシアを紹介されてもニコリともせずに「ピアノ、楽しい?」と聞くだけだった。その夜、恭子のいる離れに泊まりに行った2人は「真剣に夢を追うなら、できる限りの応援はする」と言われる。
ルシアは遥に「ピアニストになってコンサート開いたら、私のために『月の光』を弾いて」と頼む。だが、その夜、寝ていた2人は煙の匂いで目覚める。離れで火事が起き、ルシアは「おばあちゃん!」と叫びながら炎の中へ消えていった。立ち尽くしたまま見守るしかない遥だったが、屋敷は業火に包まれ、恭子とルシアは火事で命を落としてしまう。
遺体は判別するだけで精いっぱい。遥も全身の3分の1に火傷を負う。数カ月後、皮膚移植を受けた遥は元の顔を取り戻すが、指は以前のように動かず、焼けた声帯からはしわがれた声しか出ない。だが、母・悦子は「練習すれば以前のようにピアノを弾けるようになる」と遥を励ます…。
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