毎週金曜に放送中の桐谷美玲主演ドラマ「スミカスミレ 45歳若返った女」(テレビ朝日系)の注目キャストを直撃する、Smartザテレビジョンの短期連載企画。
第6回は、如月すみれ(桐谷)と椿丘大学・黒崎ゼミの女子大学生で、真白勇征(町田啓太)に思いを寄せる幸坂亜梨紗役の水沢エレナにインタビューを行った。
――ここまでの撮影を振り返り、感想を教えてください。
亜梨紗のように徹底的に悪い女の子の役は初めてなので、最初は想像が付きませんでした。亜梨紗の行動は後半になるにつれてどんどんエスカレートしていくのですが、やっていくうちにだんだん楽しくなってきました(笑)。
――周囲の反響はどうですか?
以前から私のことを知っている人は「ギャップがすごくて面白いね」と言ってくれています。こういう役は初めてなのですが「意地悪なイメージがちゃんとハマっているよね」と言ってもらえて安心しています。
――やはり女性同士のグループだと、ああいう女王様っぽい子がいるものですか?(笑)
そういうわけではないと思うんですけど、一つ言えるのは、私だったら亜梨紗みたいな子とはお友達になれません!(笑) でも、亜梨紗にもいいところがあるからこそ、いつも周りに女の子が集まるのかなとも思っています。
――そんな亜梨紗を演じる上で意識していることは?
私の場合、簡単に言えば悪者の役なので、徹底的に視聴者の方に「あの子悪そうだな」と思ってもらうことを念頭に置いて演じてきました。終盤にはちょっとずつ変わっていくかもしれないのですが、すみれに“悪さ”をしているシーンでは、視聴者の方に「あの子むかつく!」くらいに思ってもらえる方がうれしいですね。
――悪い子を演じてきて苦労されたこと、楽しかったことは?
普段はあまり強い口調で話をすることがないのでせりふの言い回しは難しかったです。あと、「舌打ち」のシーンもあったのですが、今まで舌打ちしたことがなかったので、すごく練習しました。母を相手に、ちゃんとできているか確認してもらって、舌打ちを何回もやりました。
――舌打ちももう慣れたものですか?(笑)
いえいえ(笑)。ドラマでは、2回しかしていないのでまだまだ慣れません。あと、放送ではカットになってしまいましたが、ビンタをしちゃいました!
――え?ビンタをしたんですか?
はい。ゼミ仲間の辻井くん(竹内涼真)にしちゃいました。そういうところも亜梨紗らしいなと思いましたね。
――ビンタの感触はいかがでしたか?(笑)
いろんな思いを込めてやりましたが、もう何とも言えない感じです(笑)。何度もやってしまったら竹内くんも痛いでしょうし、なるべく一発でいいビンタを…と思ったので、すごく集中してやりました。利き手じゃない左手でするというのも、違和感なくできるか心配だったのですが、一発で成功して良かったです。竹内くんの頬に赤く手の痕が残るくらいきれいに決まりました(笑)。
――えっ! そ、そんなに…!?
そうなんです。そんなに!って思うくらい強かったですよ(笑)。でも、竹内くんの優しいハートは私のビンタを受け入れてくれました。
――優しいですね(笑)。ちなみに現場でムードメーカー的な方はいらっしゃいますか?
町田くんも意外と冗談っぽくいろんな話をしていますし、竹内くんもおちゃらけています。全然知らなかったのですが、竹内くんは私と同じ高校出身で、私の後輩なんです。それを知って、町田くんとこれからどんどん竹内くんをいじろうよと話していたのですが、なかなか全員そろうシーンがなくて(笑)。貴重な全員そろうシーンはいつもワイワイのほほんとした時間を過ごしています。
――桐谷さんの印象は?
美玲は以前「Seventeen」という雑誌で一緒だったので、意地悪な事をいっぱいするのもいい意味で負担がなかったです。気を使わなくて良いですし、逆に撮影の合間には美玲に攻撃されたりもしますし、とてもリラックスしてできています(笑)。お互いに昔から全然変わらないねと、話していますね。
――では、ドラマにちなんで、もし若返るとしたらいつに戻りたいですか?
私は中学校時代に戻りたいです。当時から結構勉強が好きだったんですけど、中学校からモデルを始めて、仕事で学校に行けないというのが中学、高校と続いたので、学生らしい学生時代を経験してみたいです。
――具体的にこれはやりたかったなというのはありますか?
「制服デート」はもうできないので、今までの人生で唯一の悔いです(笑)。あとはアルバイトも経験ないのでやってみたかったですね。
――では、制服デートにちなんで、妄想の話ですが真白くんと辻井くんと黎さん(及川光博)から誘われたらどの方と制服デートをしたいですか?
黎さん! 絶対に黎さんです!(笑) 辻井くんはちょっと落ち着きがないし、真白くんは優し過ぎて、すみれと亜梨紗みたいに女の子を困らせちゃう気がして。でも、黎さんは物事をはっきり言うし、抱擁力を感じますから。大人の対応をして駄目な時は怒ってくれそうですし、ピンチの時は助けてくれそうですし、あんな人がいたらすてきだなと思うので、即答で黎さんです(笑)。
――ドラマのタイトルにちなんで、好きなお花は何かありますか?
お花は好きで季節ごとに違う花がおうちにありますが、一つを選ぶならダリアですね。私は華やかで大きなお花が好きなので、迫力があって、カラフルで、見ていて元気になるダリアが好きです。癒やされるというより、元気がもらえるお花ですね。
――趣味的なことで、最近ハマっていることやマイブームはありますか?
最近、母と一緒に鎌倉野菜でピクルスを作ったんですよ。それがすごく楽しくてはまりました。鎌倉野菜をピクルスにすると液が真っ赤になったり、ピンクになったりするので楽しくて。次は何の野菜で作ろうかと母と話をしているので、ブームが続いていく気がしています。以前はぬか漬けも作ったこともあります。もともと料理が好きで、いずれ味噌も作ってみたいなと思っています。ぬか漬けにしろピクルスにしろ、作っていて“育てている”気持ちになるのが好きですね。
――最後に終盤の見どころを教えてください。
すみれと真白くんが、お互いの気持ちが分かったと思ったら新たな試練が出てきます。それを乗り越えていけるほど強く、心の奥底から思い合う2人が、どうやって試練を乗り越えていけるか、すみれは澄さんに戻ってしまうのか、若返ったままのすみれでいられるのかが終盤の見どころだと思います。最後まで楽しんでご覧ください。
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