7月14日(木)よりスタートする、尾野真千子主演のドラマ「はじめまして、愛しています。」(テレビ朝日系)の親子試写会と舞台あいさつが、7月11日に都内で行われた。
舞台あいさつには、尾野、江口洋介、速水もこみち、坂井真紀、余貴美子、藤竜也が浴衣姿で登壇。また、脚本を手掛ける遊川和彦も登場した。
本作は、特別養子縁組を題材に、美奈(尾野)と信次(江口)夫妻と見知らぬ男の子が本当の家族になろうと奮闘する6カ月を描く物語。
遊川は「自分の気持ちを伝えるのは難しいんですが(笑)、それでも『愛しています』と言い続けないとこの世界は駄目になってしまいます。子供たちにもそういうことを分かってほしいという気持ちで、このドラマを作っていきますので、ぜひ見ていただけたらうれしいです」とメッセージを送った。
会場に集まった親子連れを含む800人の招待客を見た江口は「ちびっ子たちもたくさん来ていますね!『しんちゃん』って呼んでもいいですよ!」と呼び掛けると、客席から「しんちゃん!」と子供たちの声が。それに応えるように江口は「しんちゃんだよ~」と笑顔を見せる姿も。
劇中では、美奈はトイレの便器に絶叫してストレスを発散しているが、尾野自身の発散方法について聞かれると「寝ます! 寝ると何もかも忘れられるので、スタッフの皆さんに言いたいのは寝かせてください!」と、切実にお願いしていた。
また、本作は「はじめまして」から「愛しています」を伝える物語で、登場人物たちは愛情の伝え方を模索していくという。そこで、“愛の伝え方”について聞かれると、尾野は「話をします。親とか主人に話すことで、自分の気持ちを伝えたりするのが私のやり方かな。話すことが好きなので(笑)」と明かす。
江口は「いい距離感ではないでしょうか。どういうふうに距離感を取っていくかが、大事だと思います」と話すと、速水は「僕は料理を作ることが一つの愛情表現ですね!」と会場の笑いを誘った。
坂井は「感謝の気持ちやあいさつを目を見て言います。目で伝えることを心掛けていますね」と言い、客席に熱い視線を向けた。
そして、ストーリーにちなんで「6カ月間あったら何をやりたいか?」という質問に、尾野は「主人と同じ趣味を共有したい。結婚してからお仕事も続いて、長く一緒に居たことがないので。(主人の趣味は)内緒!」と笑顔で答える。
一方の江口は「もし、6カ月あったら見知らぬ場所で家を建ててみたい。若い時ならサバイバルとか思うかもしれないけど、せっかく6カ月あるなら形にしてみたいな」と告白。
速水は「“食”の話になりますけど、スペインやイタリアなどの海外で修行じゃないですけど、いろいろなことに挑戦したいですね」と目を輝かせた。
さらに、余は「体力が弱っているので(笑)、懸垂がいま1回しかできないのですが、3回できるようになりたいです。小さい夢ですみません(笑)」とこぼし、藤は「ピザ回し! 妻の前で回して『すごいだろ!』ってやりたいな。6カ月あれば、何でもできますよね。ピアノも。今度、ピアノを弾く場面があるんですけど、1カ月しか時間くれなくて…」と語った。
印象に残ったシーンについて、江口は「(第1話で)監禁されていた男の子が、自分の家を出てはだしで路上を歩いている後ろ姿です。これから物語が始まるなと実感しました。(男の子が)3回も家に来たら、何かしたくなるだろうなと思いましたね。台本だとファンタジーっぽいと思う部分もありましたが、やっているうちにこれは何かあるだろうな、運命だろうなと思って、人は動いているんだろうなと感じましたね。男の子のシーンは印象的です」と振り返った。
そして、会場には特設の縁日セットが準備され、尾野らは子供たちと一緒にヨーヨー釣りを体験し、一足早い夏を楽しんだ。
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