7月18日に開催された「ABC創立65周年記念 第37回ABCお笑いグランプリ」(ABCテレビ)で、セルライトスパが優勝を果たした。
グランプリに輝いたのは、コンビ結成8年目のセルライトスパ。決勝戦に勝ち進んだ12組の中から、頂点に立った。
終了後に行われた記者会見で肥後裕之は、「ことしの4月に結婚式を挙げまして、嫁さんの家族全員に金銭面で援助していただいてるんです。けさも神社にお参りをしてきまして、真っ先に家族の顔が浮かんできましたね。客席でも嫁が涙してて。それも見えて涙が込み上げました」と優勝の瞬間に思わず涙した理由を振り返る。
同じく涙した大須賀健剛は、「芸人はボケなので、やっぱり泣かないでおこうって決めたんですけど、泣いてしまいました」と明かしつつ、「両方、泣いたんで恥ずかしいです(笑)」と照れ笑いを浮かべた。
また、大須賀は「賞というものの決勝に行くことすら初めてだったので、一気に一番になれて、本当にうれしく思ってます」と語り、肥後もいまだ緊張した面持ちで「1年間、この名に恥じぬよう頑張っていきます。このまま、“M-1”も“キングオブコント”も優勝したいと思います」と決意を語った。
優勝賞金100万円の使い道については、「嫁さんのお母さんに50万の借金を返済してもらったんですよ。だから、全部、お母さんにお渡ししたいと思います」(肥後)、「リアルな話、僕もちょうど50万ぐらい借金をしてるので、(肩代わりしてくれた)親にやっぱり返したいですね」(大須賀)とそれぞれ、借金の返済に使用するという。大須賀は放送の最後に、「仲のいい大自然におごります」と宣言していたが、「あれはカメラが回っていたので… 。大自然にはおごりません」と前言を撤回した。
今後について「若手はネタが大事だと思うので、まだまだネタを作って、全国の賞レースで勝ちたいです」(肥後)、「基本はコントで、おじいちゃん、おばあちゃんにも分かってもらえるような、万人に笑ってもらえるネタを作りたいですね」(大須賀)と力強く宣言した。