テレビ東京系で10月クールに放送される、市川海老蔵主演の「金曜8時のドラマ『石川五右衛門』」に、新日本プロレスリングの棚橋弘至選手が準レギュラーとして出演することが決定した。時代劇初出演であり、連ドラ準レギュラーも初となる棚橋選手が会見で心境を語った。
棚橋選手が演じるのは、謎の剣豪として暗躍する榊基次(さかきもとつぐ)。戦国時代の剣豪・塚原卜伝が開いたとされる「新當流(しんとうりゅう)」の剣術を操る浪人で、豊臣秀吉(國村隼)の家臣・石田三成(丸山智己)につき、容赦なく邪魔者を始末する冷徹な殺し屋だ。劇中では、五右衛門(海老蔵)と戦いを繰り広げる役どころ。
プロレスと体の使い方が異なる剣術の所作に苦戦することもあった棚橋選手は「海老蔵先生に教えてもらいました」と座長の気遣いで撮影の日々を乗り切ったという。
海老蔵について「ツバとツバを合わせてにらみ合うシーンがあったのですが、海老蔵さんのクワッとした目力がすごかった。僕は見開いても切れ長で一重で…(笑)」と共演シーンを振り返った。
また、撮影現場での海老蔵の様子を「ブログをたくさん更新されていました。ただ、ドラマは情報解禁があって、出演が発表される前の僕が見切れていたりするとその写真は出せないわけで。でも海老蔵さんはスタッフさんに『えー、(写真出して)いいじゃん!』とせめぎ合っていましたね」と明かし、会見場を笑わせていた。
さらに、ドラマ出演が発表され、周囲の反応は「マイクパフォーマンスの滑舌を知っている人たちからは、心配の声の方が多かったです(笑)」と不安視されているようだが、「ジャンルを、垣根を越えてプロレスをアピールしたいと思っていました。夢がかないました! プロレスの魅力が伝われば」と本人はプロレス界への貢献を誓った。
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